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「大丈夫です」という返答の裏に隠されているSOS

何も考えず、ぐるっと現場で働いてくれている従業員の方に挨拶して回る。「元気?」から入り、たわいもない世間話を楽しむ。

たまに気になる人に出会う。
少し表情に影があり、心なしか顔色が悪い。
「大丈夫?なんか顔色悪いけど..」と聞けば、「大丈夫です」と返してくる。

大丈夫には見えないのでもう少しお話をすると、「実は..」と話してくれる人もいる。だが「大丈夫です」以上に話してくれない(もしくは本当に何も問題ない)人も多いので、しつこくならないように離れる。

何か精神的に不安定になる要因があるのであれば、まずは「公私のどちらが原因なのか」を確認したい。

プライベートの問題であればできることは少ない。辛い気持ちを聞いてあげることはできても解消はできない。

業務上の問題が原因だったとき。
それが「直属の上司との間に起きている問題かどうか」を見極めよう。

直属の上司との問題でないのであれば、直属の上司が必要に応じて改善対応できるはず。本人から上司に伝えてもらえるように促すか、言いにくい理由があるのかを聞いてみる。

そして直属の上司との問題だった場合、少し慎重な対応が必要だ。


基本的なパターンと対応の一例。

・まだ問題を伝えていない
  →本人に直接伝えるように促す。もしくは言いにくい理由があるのかを聞いてみる。

・問題を伝えてるが、受け入れてもらえない or 対応してもらえていない
  →今のタイミングで僕に何かをしてほしいのかを聞いてみる。
   ※直属上司不在で意思決定は絶対に行わない。
   ※一方の主張を鵜呑みにしない。

・伝えられるような問題ではない(ハラスメント系)
  →個別に聞き取りと対応が必要
  →放置することで精神的/身体的な追加被害が起きそうな場合は、人事などを入れて即時対応する。


「大丈夫です」という言葉の裏には多くの思いが潜んでいることがある。
いち早く気付くことで、早めに問題を解消させられることもある。
そしてこれは、管理職でなければできないことでもない。誰しもがお互いに気遣い、良い職場環境を作っていけたらいいのだと思う。

しかしながら問題解決の対応は、「やるべきこと」と「やるべきではないこと」がある。放置しておくと、対応に慣れていない人が下手に扱って、問題が炎上する傾向がある。迅速に対応しよう。
「やるべきではないこと」をしたばかりに苦しむ人が生まれないよう、最適な人が、適切に判断して対応するのが好ましい。


しめじ
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