夫の性格が明るくなった話 | グルテンフリー実践
こんにちは。私は本が好きなワーママのしましまと申します。家事育児の合間に本を読んでいます。
最近、この本を読んでグルテンフリー生活を始め、食事がメンタルヘルスに与える影響の大きさを痛感したので、ご紹介させてください。
『ジョコビッチの生まれ変わる食事』
三五館 (2015/3/21)
どんな人に効果があるのか、どんな効果があったか、わが家のグルテンフリーの方法などを書きます。
心や体の疲れがある方……、ぜひご一読ください。
この本の概要
セルビア出身の世界的テニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチによる執筆の本です。
彼は試合中に突然体が思うように動かなくなる、息ができなくなる、という原因不明の症状に悩まされていました。
あるきっかけで、食事から小麦や乳糖などを除去すると、体調不良はどこかへ行き、体重は落ち、試合で本来のパフォーマンスを発揮して、歴史に残るトッププレイヤーになりました。
本書では、その一連の体験と、具体的な食事方法が紹介されています。
小麦除去をやることにした理由
夫がグルテン不耐症らしいということは、わかっていました。なぜなら、ラーメンやパンをランチに食べると、必ずその日の後半に頭痛が始まり、翌日に顔に1個(なぜか必ず1個)吹き出物が出るからです。
そして、常々「体調が悪い」「頭がぼーっとする」とこぼしていました。
この本を読んで、まずは試しに2週間、夫の食事から小麦を抜いてみることにしました。
小麦除去をして変わった3つのこと
夫の食事から小麦を抜き始めると、2週間とたたずに変化が現れ始めました。
1. 夫の性格が明るくなった
私が一番最初に気づいたのは、意外にも夫の性格の変化です。彼は明るくなりました。
今思えば、以前はなんとなく負のオーラが出ていました。それが通常状態だったので、そういう性格なんだと思ってました。でも、今はいつ話しかけても機嫌が良いです。なんというか、彼の周りの空気が軽やかなのです。
彼曰く、前はいつも閉塞感があったそうです。自分の人生はもう決まってしまったと感じていた。うつじゃないけどうつの一歩手前だったと思う、とも言っていました。
グルテン不耐症の人の腸では、グルテンによる炎症が起きているのだとか。そして、腸は第二の脳とも言いますよね。小麦を除去したことで腸の慢性的な炎症が治まり、心の調子もよくなったのかな、と思います。
なにしろ、夫の以前の性格は本当の性格ではなかったんだというのが驚きです。
また、悲しそうだった夫が、今は楽しそうな様子なのが、私としては一番うれしい効果でした。
2. 夫が仕事や勉強を夜までがんばるようになった
小麦除去を始める前、夫はよく体調が悪いと訴えていました。特に夜になるとエネルギー切れという感じで、疲労が全身から漂っていました。
でも、グルテンフリーを始めてからは、エネルギーが持続しているのが見ていてよくわかります。晩ごはんの後に、家事をやってくれたり、資格試験の勉強をしたりしています。
何か家事を頼むと快諾してくれて、こちらも気が楽です。また、ぐったり横になってスマホを見ている夫よりも、勉強や仕事に励んでいる夫の方が見てて気持ちいいものです。なにより、本人もそんな自分が好きに違いありません。
3. 家族の食生活も改善された
私自身はグルテン不耐症ではないので、小麦を食べても大丈夫です。でも、夫のグルテンフリーを始めてからは、家から小麦を含む食品がなくなっていきました。
パン、お菓子、ドレッシング、ソースなどの加工食品が消え、代わりに、お肉、魚、卵、野菜、果物、ナッツなどのクリーンフードが増えていきました。
気が付くと、添加物を含んだ食品がかなり家の中から消え、私も健康的なほぼグルテンフリーの食生活になりました。
その結果なのか、なんだか私も調子がいいです。いままだ産後3ヶ月なのですが、子育てに家事に副業にnoteと、活動的に過ごしてます。
いっぱいいっぱいになることはありますが、うつうつとした暗い気分は、そういえばしばらく感じてないですね。忙しくも清々しい気持ちで過ごせてるのは、やっぱり食事と関係してるんじゃないかなと思います。
わが家で小麦除去を実践した方法
ここからは、わが家でどんな風に小麦除去に取り組んだかを書きます。わが家では、夫の希望で小麦を少しでも含んでいるものを徹底的に排除することになりました。
食べられなくなるものは?
主食:
ラーメン、そば(ほとんどの蕎麦は小麦が入っています)、うどん、パスタ、パン、ピザなど。
揚げ物:
てんぷら、フライ、唐揚げなどは小麦を使用しています。大半の揚げ物は食べられません。
外食:
外食はほとんど食べられなくなりました。パンやパスタが主食の洋食はもちろん、中華料理や韓国料理も難しいです。豆板醤、甜面醤、ソース、コチジャンなどなど、調味料に小麦が入っているものが多いからです。また、和食ならいいかと思いきや、ほとんどの醤油にも小麦が使われています。外食は寿司屋以外ほぼ全滅です。
コンビニ:
コンビニの食事も外食と同じ理由で、ほとんど食べられなくなりました。
調味料:
わが家では「(一部に小麦を含む)」と原材料に記載されているものはNGとすることにしたので、たくさんの調味料が使えなくなりました。一般的な醤油、めんつゆ、麦みそ、豆板醤、甜面醤、ソース、コチジャンなど。
アルコール:
ビール、麦焼酎等
食べられるもの
でも、食べるものが全然ないかといえば、そんなこともありません。自炊でちょっとした調味料を揃えれば、選択肢は広いです。
わが家でよく使う食材を挙げます。
主食:
米、十割そば、zenbuヌードル(黄エンドウ豆の麺)、zenbuパン、大豆パン
タンパク質:
肉、魚、卵、納豆、豆腐
野菜・果物:
すべての野菜と果物
調味料:
塩、コショウ、オリーブオイル、ごま油、こめ油、バター、グルテンフリー醤油、みりん、酢、酒、砂糖、小麦なしの豆板醤、大豆みそ
アルコール:
芋焼酎、米焼酎、日本酒
献立紹介
ハンバーグやオムライスも小麦を使わず作れますし、からあげも米粉で作れます。自炊ならばほとんどの料理が作れると思います。
外食とコンビニ
外食に行くときは、回転ずし屋にグルテンフリー醤油を持参して行きます。また、個人経営の店であれば、小麦が食べられないことを伝えると、小麦が使われていないものを出してくれます。とある大型アウトレットモールのフードコートで食事しようとしたとか、おいしそうなチェーン店が数十件並んでいましたが、デザートやドリンク以外はひとつも食べられるものがなく、びっくりしました。
コンビニ惣菜のなかで食べられるものは、今のところゆでたまごと鮭おにぎりくらいしか見つかっていません……。もちろん、わが家ほど徹底的に除去しないのであれば、選択肢はもっと広がると思います。
(ちなみに、4歳の息子はピザ、お菓子、コンビニの食事が大好き。彼だけは、グルテンも加工食品もしっかり摂取しています。健康なものを出しても本当に食べてくれなくて、毎晩の夕食が戦争になるので……、わざわざ子ども用のものを買います)
グルテンフリー継続のコツ
グルテンフリー継続の難しさには、外食がしづらい、好物を食べられないなどいろいろありますが、1番は大きいのはお店や同席者に説明する心理的負荷です。
グルテンフリーをやっています、と言うと「何を食べられないの?」「なんで?」「意味あるの?」など、色々聞かれて面倒くさいでしょう。また、好き嫌いが多い人、食事にうるさい人と思われます。そして、目上の人やお店の人への説明をするときに肩身が狭いでしょう。
わが家では面倒な会話を減らすために、「グルテンフリー」というワードは出さずに、「小麦アレルギーです」で通そうかと思っています。
食事がメンタルに与える影響
うちの夫の場合は明らかに小麦が身体に合っていなかったため、グルテンフリーの効果がわかりやすく出ました。性格が明るくなり、エネルギーに満ちて仕事や勉強に精を出すなど、メンタルも行動も好転しました。
グルテン不耐症でない人は、ここまで大きな変化は感じられないかもしれません。でも、小麦を除去することで、自然と家の中から小麦だけでなくいろんな加工食品も消えていきます。その結果なのか、グルテン不耐症ではない私も心身の調子がよくなったみたいです。
今回の体験では、食事がいかにメンタルに影響するかを目の当たりにしました。
実は、不健康な食生活から生じている損失って、人によっては人生を棒に振るほど大きいのではないでしょうか。また、逆に考えると、食生活の改善って、幸せになるための手っ取り早い方法なのではないでしょうか。
体調不良や心の不調がある方はもちろん、とくに大きな不調はないと思っている方でも、ものは試しでグルテンフリーをやってみてはいかがでしょう? いい変化があるかもしれません。
今回の学びのきっかけになったのはこちらの本です。興味を持った方は、手に取ってみてください👇
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