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夏の終わりに、人のプレイリストをつくってみる。




どうもどうも、初めまして。バルと申します。普段は好きなイベントのDJしたり、面白いと思う人にあったり、そこで面白い企画とかアイデアが出たら、それを試してみたりしている人です。


あとは、新しいものが好きなので、いわゆる怪しいお店を開拓したり、話題になってるところに足を運んだりするのも好きだったりします。まあ、僕の話は置いといて、DJを今やっているという話をしたとおもうんですけど、割とイメージするようなクラブでEDMやテクノをガンガン流すみたいなことはできなくて、どっちかっていうと、BGMみたいなちょっとおしゃれな音楽とか、ゆるいチルい曲とかを流すのが好きだったりするので、カフェとかにDJいたら、こういう曲流すのかな?みたいなゆるい感じを想像してもらえるとイメージに近いかもしれないです。笑

http://forest-movie-festival.jp

(直近でDJやるイベントのリンクも貼っときます。)


いや、そんなことより、本題に入ってこうとおもうんですけど、これは1つ実験みたいな要素が強くて、みなさんに評価しみてほしいなと思っていることです。その実験っていうのが何かっていうと、「人のプレイリストを作ってみる」っていうのを1こおもしろくできるんじゃないかを考えてみました。具体的にどういうことかっていうと、例えば


「way back」

僕が後輩に作ったプレイリストで、それを作る時に

・いつどこで音楽をきくか?

・とっておきの10曲をなんですか?


この2つを質問して、それを元に僕が自分でプレイリストを構成して、ここで教えてもらった10曲以外でおすすめの曲とアーティストを選んで60分くらいのプレイリストをつくるという内容なだけど、その後輩は、新宿の大学に通いながら、新宿の近くでバイトして、新宿から少し離れたところに住んでいる。 っていうところを切り取って、その人の時間に寄り添って、プレイリストを作ったら面白いんじゃないかと思ってつくってみたというのが軽い流れです。




じゃあ、実際にどういうプレイリストができたかというとそれがこれ



2つの質問への彼の回答が

・tofubeats/RUN
・ドミコ/クジラの巣
・小沢健二/今夜はブギーバック
・daft punk/one more time
・jamiroquai/cosmic girl
・RIP SLYME/黄昏サウンド
・サカナクション/ナイロンの糸
・Jamie Isaac/doing better
・D.A.N./Ghana

新宿から家までの帰り道(電車からの徒歩、時間帯は夜)。
(使用イヤホン:Bose SoundSport Free wireless headphones )


この10曲をきいて、真っ先に思いついたのが、

kan sanoのDT.pt2という曲で


ここを軸に、夏の夕方から夜にかけて、Way Backをどう味わっていくか?っていうところを軸に曲をかき集めていった。


できたのがこれ

通しできいてもらったほうが説明するよりいいので、こういう帰り道ならこの曲選ぶなっていうエゴをぶつけてみた。

こういう感じでコンセプトに合わせてバルが選んだ今日にもう一個ちょっと付け加えた試みを付け加えてみたのが

これ。


「プレイリストの解説書」

僕は、よく洋楽のアルバムを中学生の頃アルバムをかっていたんだけど、そこに日本語の白黒の解説書が同封されていて、そこに書かれてる歌詞の日本語和訳と編集者のコラムが好きだった。好きすぎて、学校にもっていって友達にプレゼンしちゃうくらい音楽オタクの中学生をしてたんだけど、これが個人的に音楽の魅力を深めるキーになりそうだと思ったので、自分の主観マックスの解説書も同封してみた。



おおまかな流れはこんな感じで、この容量でいろんな人のプレイリストを現在作成してみてます。名付けて

フルオーダープレイリスト(仮)(いい名前募集中)


今現在多くの人が音楽をディグル手段って、youtubeさんのオススメ機能なんじゃないかなと思っている。確かに優秀なんだけど、僕悔しいと思う。

なぜなら、似た音楽はおすすめしてくれるけど、まったくジャンルが違ったり、youtubeのおすすめ機能のシステムに触れられなかったら、出会えない曲もあるんじゃないかと、もんもんとしていた時に思ったんです。

僕の勝手な主観と偏見で人のプレイリスト作ったら価値があるんじゃないの?


それでちょっと試しで数人作ってみまして、送ってみたら割と反応良かったので、今度は出会ったことない人とかにも試してみたいなという実力試しの下心が生まれまして、このノートというメディアでもし面白いなと思ってもらえる人がいたら募集しみようかなと思います。



これからは、オープンソースにして、制作時間がだいたい5時間くらいなんですけど(膨大に曲を聴いて、プレイリスト三周くらい聴いて、曲順変えて、解説書書いて、編集して)割と時間食うんですが、コーヒー1杯分くらいで、あとは感じてくれた価値に応じて、ご厚意で投げてもらえればいいなと思ってます。


でこっからは早速。僕の親友なんですけど、彼のフルオーダープレイリストをこれから作ろうと思います。


僕にコーヒーおごる気持ちで見ていってください。。。笑




今回の依頼人は、親友っちゃあ親友のNくん。彼とは大学の一年のときからの付き合いで無類のオールディーズ好き。彼があげたプレイリストはこんな感じ。

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16曲も送ってきたので、整理するのに時間がかかりました。笑
まずやることは、好きな音楽の世界観を把握すること。メッセージや歌詞に力を入れているのか?音に力を入れているのか?ノリに力を入れているのか?メロデイがキャッチーなのか?

お気に入りの曲をそんな要領で勝手に解釈していく。その人が好きな曲からみえるその人の音楽を聴く癖。性癖に近いかな。その人の思考みたいなのが好きな10曲で見えてくるので、そこから僕がこいつにオススメしたいなと思った一曲をまず決める。


彼はよく寝る前に音楽を聴くことがあるのが、わかっていたのでそこから暗い夜の部屋の中で、夏の終わりを寂しく味わえるやうなプレイリストの方向性でいこうとまず決めてみた。タイトルは、「夏の背中」


彼にプレイリストを通して、ちょっと寂しさを感じて欲しい。それを味わって欲しい。残った汗が乾く前に、この夏の思い出を反芻して、また忘れられない夏を増やして、次の夏を楽しみに冬を越して欲しい。そんな顔を勝手に想像して、ちょっと色々考えてみたりしました。


まずメイン曲はこれ。

Summer Reminds Me/小袋成彬

https://www.youtube.com/watch?v=ytMktpG_KmM



この曲をNくんに届けたい。これを軸に組んでみる。

まずこの曲が夏と哀愁とギターのキャッチーなリズム感をベースでできているから、1番最初か、3曲目に入れ込んでいきたい。

そこでつかんで一気に音楽の世界に没入させたい。

そんなこんなで色々試行錯誤して、プレイリスト作ってみました。約60分

まずは、通しでどうぞ

「夏の背中」

https://music.apple.com/jp/playlist/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%83%8C%E4%B8%AD/pl.u-DdANNl6uNLbZJZ


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夏の背中。誰も押す人がいないから僕が押してあげる。いつもなんでだか、

よくわからないけど、その背中は寂しそうで、僕らに手を振ることすらしてくれない。 

でも、僕らは毎年この夏の背中と決別する覚悟を決める。 

また来年は違う思い出この背中を見送るとおもうと億劫になりそうだが、それでも今年もその背中を見おくろう。

いい音楽たちがまたいつでも僕らを引き合わせてくれるから大丈夫。大丈夫。

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そこでやっぱり一曲目が、

Summer Reminds Me/小袋成彬 

この曲が入っているアルバムの経緯や、細かい話は割とこの記事が教えてくれるのでちょっとお借りすることにします。ありがとうございます。

https://www.cinra.net/interview/201804-obukuronariaki


ぼくはやっぱり小袋成彬さんのバランス感覚がすごい好きで、曲をきいた声とサウンドの唯一無二感もそうんなんだけど、やっぱりその感性と才能に加えて、プロデュースも行われてきたので、音楽をもっと俯瞰して楽しんでいるような余裕みたいなものが楽曲を通して、伝わってくるのがすごい面白いくて、僕の中で久しぶりにこれきたみたいなアーティストになって、鬼リピしたのが去年の夏。その中でも個人的に一番ストレートだった曲をチョイスしてみた。ギターの間を味わってほしい。


そして次に柴田聡子さんの「後悔」彼女については、詳しいことはわからないですが、本当に浮世離れした世界観が気持ちよすぎて永遠に聴いてられる。笑

たまに駅とかにいるめちゃくちゃにブチ切れたおっさんとかに聞かせてあげたい。そしたら一気に冷静になってくれそう。。

個人的にこのPVの音と世界観も好き。色がいい。

https://youtu.be/BMQBV1xfoNM


3曲目PESの「あなた」という楽曲。RIP SLYMEというラッパー集団の1人で、伸びのある存在感のある声を持ってるなという印象で、そのPESが待望のソロプロジェクトを始めた時のアルバムから。アコギのコードを移動する時のキュっていう音フェチ(みんな分かって)なのですが、このアンプラグドな音の感じとPESの柔らかいメロディがゆったりとした気持ちにさせてくれる。夏の終わり最高。。有名どころだと「女神のKISS」とかがあります。


4曲目ここで急にテンポを上げてみた「名もなきハッピーエンド」この疾走感がなんか夏の速さを面白いくらい表現してくれてる感じが勝手にしています。歌詞も割と壮絶な感じですが、疾走感とえのんさんの声のノビはシンプルにきいて気持ちいい一曲。あとは「夏夜のマジック」もやっぱりおすすめ。


5曲目さらに流れをぶっ壊して「あの夏へ」のジャズアレンジverを入れ込んでみました。面白いのが割とぶつけてみたら割と遜色なかった。。笑 この曲は、すごく暗い夜に1人で散歩してるときに聞きたいなっておもう曲なんですけど、indigoの後だとまた耳が雰囲気をごちゃまぜにしちゃって、聞こえ方が少し違うように感じる。夜に少し大きめのボリュームで聞いて欲しい。


6曲目「world is mine」これはこのアルバムの中でもかなりリピートした一曲。「終わりなき夜には価値はない。」のフレーズが僕にとってのキラーフレーズで、エモさが高級庭園のど真ん中の噴水なみに溢れてしまうという一曲。とにかく緩急がすごい。最初の存在感あるメロディとフレーズから入って、次に少しスピード上がって、また最後に落とす。振り回されっぱなし。それもまたエモい。泣くなよ。


7曲目「sweet memories」奇妙礼太郎トラベルスイング団から。礼太郎さんに関してはもう僕が語ることはないですが、やっぱり自分の曲にしてしまう暴力的なボーカルがいちいち胸を揺さぶってくる。もう休ませてくれ。これは別に昭和とか平成とか令和とかも超えて、みんなの曲になれると思う。懐かしい思い出について歌っています。


8曲目「Surfin' U.S.A」The Beach Boys

9曲目 「Broken」Jake buggめっちゃいい声してるのにあんまり浮上してこないイギリスのSSWで日本では絶対生まれなそうなアンニュイなサウンド。哀愁が夏の終わりにぴったりだったので、選んでみた。


10曲目 「Night & Day」最近ではTendreの名前の方がよくきくようになった。2017年にソロ活動を本格的に初め、この曲が入ったアルバムをでてすぐに聴いたんだけど、「むっちゃええやん」って1人で部屋でこぼしたのを覚えてます。ことばの遊び方も色々思いを馳せると楽しめる曲。


11曲目「Sunflower」最近だと去年のサマソニにでたことで話題になったサウスロンドンのバンド。いろんなジャンルのカルチャーやアーティストに影響を受けながら、独自のリリックと音楽性は唯一無二のサウンドを生み出す期待の星。


12曲目「上海バンド」Daichi Yamamotoめっちゃかっこいいラップする。この曲もめっちゃ独特のフローといい声から生み出すゆったりと揺られるテイストになっている。上海バンドの曲名の意味はまったくわからない。教えてほしい。知ってる人。


13曲目「Stone Free」Happy

14曲目「You & I」最後は藤原さくらちゃんのこの曲。このスモーキーな感じは、よくノラジョーンズと比べられたりすけど、僕全然ちがうよさを持ってるなと勝手に反抗期を迎えてます。(ノラジョーンズもすき)藤原さくらにしか出せない声の迫力をシンプルな音たちがめっちゃ際立たせてくれる曲。このプレイリストの締めに。


 










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