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湯への畏敬の念と四万温泉。

四万温泉の伝説と湯治場

四万温泉には、コンビニも、信号機も、歓楽街もありません。
何もないことこそ、四万温泉の魅力だと私は思っています。

そんな魅力に引き込まれ、四万温泉をPRする活動「四万オーラルヒストリー実行委員会」を立ち上げました!!

現在、実際に開始しているのは中之条観光協会の方から四万温泉の歴史を各老舗温泉旅館の女将や、ご主人に四万温泉の歴史や中之条の歴史についてインタビューを行っている映像をお借りし、内容を記録・編集し、現地の高齢者の皆様に見ていただける形に再編集を行っています。

中之条町の皆様には歴史を映像として配信し、対外的には四万温泉や中之条町のPRに活用してまいりたちと考えております!!発信の方法として中之条ふくしラジオ局の開設、YouTube、Twitter、TikTok、noteなどを活用してまいります。

四万オーラルヒストリーチラシ

四万温泉は湯治場として知られ、古くから長期間滞在し湯に浸かる、その期間は現代の旅行プランで言えば1週間や30日プランと言われるようなものです。
当時は主に疾患の治癒などを目的とした温泉療養を行うことを目的としているために、7日以上の滞在を基本的な考え方としています。

昭和17年創業の「竹葉館」は四万温泉で唯一自炊可能な旅館ですが、「春、夏、冬と農閑期になれば、湯治客が最低でも1週間は滞在していたものです」と二代目店主は話ています。

『あなたにも教えたい四万温泉』上毛新聞社, 2011

伝説の中では、坂上田村麻呂 征夷大将軍が入浴したのが始まりと一説に言われています。坂上田村麻呂は758年に生まれたと言われていますので、今から1265年前でありその頃から四万温泉は温泉として機能していたと考えられます。

その歴史の長さと比例するように、重要文化財となっている建物も複数所在しています。日向見薬師堂をはじめとして、源氏に関連する伝説など様々なストーリーが存在しています。

そのストーリーは必ず人を惹きつけると考え、そのストーリーを文字にし、映像にまとめていき発信していくことは、四万温泉のPR、そして中之条町のPRに資する取り組みであると確信しております。

また、内閣総理大臣を務められた 故 小渕恵三 氏の選挙区であることでも知られています。先日、お墓にお参りをさせていただきました。先人の皆様が残してくださった遺産、そして資料をありがたく拝読、視聴させて頂き、その中に込められた想いを発信する中で、私の愛する群馬県、そして中之条町、四万温泉の魅力を発信してまいります

四万オーラルヒストリー企画について


オーラルヒストリーとは口述史と呼ばれ、人々が語り継いできた物語を受け継いでいくものです。例えばスコットランド地方でも食文化や民族の歴史など、文献に残っていないものが多く、そのオーラルヒストリーを聴きながら、暖炉を囲む、そんなイベントで地域活性化を図っている地域も存在しています。

私たちは、中之条町や四万温泉の歴史を先人の皆様から受け継ぎ、そのストーリーを魅力的に発信し続けていく企画「四万オーラルヒストリー」を継続し、四万温泉の歴史に関連した様々なイベントを中之条町の中で企画したり、商品をECサイトにて販売してまいります。

ご協力のほどよろしくお願いいたします!

PS:四万オーラルヒストリー実行委員会

実行委員会は中之条町に所在する、社会福祉法人崇山会 町田さんをはじめとして、中之条町観光協会 様のご協力、東京都の法人、社会福祉法人白秋会、福祉施設運営の専門資格を持つ職能団体の東京都福祉施設士会 地域振興部会との連携で行っております。

ライター: 【中川尋史】日本福祉施設士会 代議員、東京都福祉施設士会 理事


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