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ビール会社のお金で飲んではいけない。№152
自己顕示欲と自己愛に溢れている私はスマートな経営を心掛けています。はい、とにかくカッコよい経営を目指しています。
そんな私が絶対やらないこと。それは取引先のビール会社にご馳走になることです。私だけではありません。「鮪のシマハラ」では、ビール会社を含めた取引先様からご馳走になることを固く禁じています。
理由は簡単です。カッコよくないからです。スマートではないからです。「俺がビールを使ってやってるんだ。食事くらいご馳走しろよ。」う~ん、なんかイマイチです。競合店視察と銘打って、若いビール会社の営業マンを連れて飲み歩いてはいけません。もうそんな時代ではないような気がします。
みんな商売です。関係はあくまで対等です。私が選んだビール会社から、適正価格で商品を卸してもらいその支払いをする。それだけの関係です。何かをご馳走になる理由もなければ、私がご馳走する義理もありません。
それでも、より交流やコミュニケーションを深めたい場合は割り勘で行くようにしています。めんどくさいので、誰と行っても割り勘です。これが一番だし、支払時にみっともない醜態をさらすこともありません。
スタッフにも徹底している理由は、接待されることを認めると接待ありきの仕事が生まれるからです。接待を受けている人間は、「接待をしないと仕事がとれない。」というような主張を始めます。これは中国ビジネスの経験です。
誰かに食事をご馳走しないと始まらないような仕事は「鮪のシマハラ」には必要ありません。接待など無くとも、必要な人や組織とは必ず繋がっていく。私は商売の経験からそれを確信しています。会社がカッコわるい方向に進まないためにも、まずはルールです。「鮪のシマハラ」はビール会社(取引先様)からご馳走にはなりません。
この考え方が正しいかどうかは私にはわかりません。もちろん他社様に強制するようなことでもありません。ただ、「鮪のシマハラ」はカッコよくありたいのです。スマートでいたいのです。
そんな私も以前はそうではありませんでした。中国ビジネス時代、プチ成功でオラついていた私は、毎晩取引先様の接待で飲み歩いていました。調子に乗っていました。酷い顔つきをしていました。セコいオーラ全開でした。評判も最悪でした。
あんな風になってはいけない。取引先様があって商売が成り立っている。そんな想いで今日も「カッコよい鮪のシマハラ」を前に進めています。そして、ビール会社(取引先様)からの奢り要請を頑なに拒否しています。