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母の秘密、島の秘密。【祝言島/真梨幸子】


はいっようやくなんとか感想が書けそうなしまころです。

こんにちはー。

今回は真梨幸子さんの祝言島(小学館文庫)です。


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私の頭では追いつけなくて2週しました。迷宮すぎる。

2週目はメモ取りながら読みましたが、完全には理解できてない気がします・・・・・・・・・・・・・・


【超短いあらすじ】

2006年に起きた「一二月一日連続殺人事件」で死亡した3人。

取り調べを受けた七鬼紅玉(ナオキルビイ)は失踪し、未解決事件となった。

彼らの共通点は「祝言島」。

大学生・九重皐月がバイト先の映像制作会社で「祝言島」についての再現ドラマを見ていき、奇妙で恐ろしい真相が明らかになっていく。


【しまころの感想】


最後に伏線回収しまくって全部明らかになっていく・・・・・・のですが、

正直私レベルには難しすぎて読み返さないとよくわからなかったです。

2週目でも完全に理解はできていないので、あと何回か読む必要がありそうですが・・・。


再現ドラマが5パートに分かれており、それぞれ主人公や時系列が違うのですが

時系列が違うのがまた厄介で・・・混乱しました・・・・・・

各シーンの導入部にある西暦をちゃんと見て、ちゃんと想像しないとわけわからくなります。

あと私のように時系列が行ったり来たりするのが苦手な方は、

読みながら年表作るのがよさそうです・・・・



ただ、少しずつ全体像や関係性が見えてきて、でも腑に落ちずずっとモヤモヤして、

最終段階でドーーーーーーーーーーーンと繋がるのは非常に面白かったです。ぞっとします。

映画化できそうというか、もう映画みたいでした。


基本的には「祝言島」の謎と「十二月一日連続殺人事件」の2つの謎を解き明かしていくのですが、

祝言島は創作にしろ似たような島は実際にあったのでは・・・と想像してしまうと思います。


今回の感想はなかなか難しい(なんか完全に理解できてる気がしない)ので、

帯についていた書店員さんたちの感想を一部抜粋して紹介します。


急転直下なラストを受けて、初めから読み返さない人間がいるだろうか、いやいない。(八百原勝さん/平惣徳島店)

ジェットコースターに乗っているようなハラハラとドキドキの連続!!(宗岡敦子さん/紀伊国屋書店福岡本店)

真梨さんの作品は最後の一行で読者を恐怖の奈落に突き落とす!でもそれが堪りません。(竹腰香里さん/MARUZEN名古屋本店)

常識を覆される傑作。読後の抜けない後味の悪さは、さすが真梨さんのイヤミス。(田村知世さん/ジュンク堂書店吉祥寺店)

帯ってすごいですよね、ほんと。大好き。

だから紙の本って好きなんだよなぁ~~~~。


【こんな人に読んでほしい】

どんでん返しが好き

ハラハラドキドキしたい

イヤミスやミステリーが好き

都市伝説化された謎の島ってテーマがもう好きすぎる

芸能界の闇とか好き


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ちなみにこちらの写真は横須賀にある猿島という無人島です。

かつては人がいたであろう痕跡や、戦争を感じる建造物がノスタルジックに残っており、また自然も大変美しいところです。

本とは全く関係ありませんが、超絶おすすめなので、無人島、廃墟、軍事施設が好きな方は是非訪れてみてください!!!!


それではまた!!!!!!




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