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「イケメンを見てれば健康」の真偽と恋愛妄想

『女性は、美味しいものを食べてイケメンを見ていれば健康でいられる』

Threadsにそんな言葉が出回っていた。

確かに、生活に楽しみ、張り合いが生まれる。
トキメキにより、気分が高揚するトーパミン、安心感や幸福感をもたらすオキシトシン、ストレスを緩和させたり消化作用にも効果的なセロトニンといったホルモンも分泌される。

いわゆる推活にいそしめば、快活になって行動範囲が広がる、同じ趣味の人と繋がり交流が生まれる、といったメリットもある。

アイドルやアーティストのイベント、ライブへ自由に走り回っている人はパワフルだ。

こないだ友達とランチした時のこと。
彼女は何十年もゆずの大ファン。ライブでどこに行ったとか、昔の握手会イベントでどんな感じだったという話をいろいろ聞かせてくれた。
憧れの男子についてきゃーきゃーうふふな会話で盛り上がった学生時代の感覚になり、あ~いいねぇー、あ~そうだったんだー、とわたしも一緒に嬉しくなった。


イケメンを見ていれば元気になる説自体は、生理学的根拠もあり否定するつもりはまったくない。


ただ………、
うっすらと引っかかるものがある。

イケメンてなんぞ?である。


例えば、反町隆史さん、竹野内豊さん、真田広之さん、稲葉浩志さんなどをイケメンだと言えば、ほとんどの方は否定しないと思う。
俳優、アーティストに限らず、大谷翔平くんだって羽生結弦くんだってイケメンだろう。

でも、ご尊顔を拝んで「わぁ~カッコいいよね~」と感想を持つだけで、健康にそこまで影響があるのか?という話である。


そりゃあ、がっかりな人を見るより精神的ストレスは皆無だろうけど……

綺麗な景色や素敵なお店に行けば、たいていの人は心が動く。
可愛い動物にキュンな人もいる。


そういう心の刺激や潤いが大切なのであり、イケメンも含めて『よいものを目にする、好きなものに囲まれる』のが、自分を幸せにする環境である。

そう考えれば、元気や幸せを生むのはイケメンに限ったことではなくなる。

そして、生理学的にホルモンがどうということなら、自分が色めきたつほどのイケメンでないと効果がないのでは?と疑ってしまうわけである。


じゃあ、誰でもテンション爆上がりになる推しが簡単にできるかというと、そういうことでもないと思う。

人にもよる、性格にもよる。
それが実情だと思う。

だから、『イケメンを見てれば』と言われても実行性に乏しいこともあるし、『女性なら当然イケメンが好きでしょ?カッコいい男子にキャーキャーなるもんでしょ?』と十把一絡げに決めつけるかのような言葉に思えて、わたしの中でホルモンではなくもやつきが生成されている。





ところで、わたしの脳内ホルモン分泌に影響を与えてくれるかもしれない人は、今のところ鈴木亮平くんと、黒崎蘭丸くんである。


黒崎蘭丸は、……要するに、二次元キャラクターである。
『うたのプリンスさまっ♪』という二次元アイドルグループシリーズの「QUARTET NIGHT」(カルテットナイト)のメンバーの一人で、AIに聞いたら推定年齢22~24歳らしい。


激推しというわけではなく、ビジュアルが何となぁ~く気になるのと、楽曲が好きな程度である。
昨日も、米津玄師で何かハマれる楽曲がないかと漁っていたはずが、気づけばQUARTET NIGHTの新曲を鬼リピしていた。
っていうか今も聴きながら書いている。

ゲームもリリースされているけどやったことないし、グッズも持っていない。

中の人(声優さん)が残念なことをしでかして一時期干され気味だったことくらいしか知らない。

実は大好きでめっちゃくちゃ詳しいのに、カミングアウトが恥ずかしくてよく知らない梢さんを演じているのではない。
AIに年齢を聞くくらいだし、本当にたいして知らないのである。


ビジュアルに関しても、ときめくよりも、このシリーズの作品は本当に出来が素晴らしすぎると客観的な感心が胸を占めている。


5月上旬に映画が公開予定。
アイドルグループとしてのライブの映像作品で、ファンからすればリアルなアーティストのライブ参戦と同じ感覚である。
映像と楽曲が好きなので、この映画は超楽しみにしている。映画館の音響で好きな曲に包まれるのは、なんとも言えない波動が胸の奥まで響くのだ。

何なら、毎週ひっそり見に行く気でいる。
予想だけど、黙って観る回とペンライトや歓声OKな応援回が設けられる。さすがに黙ってる回に行く。


なぜ蘭丸くんのことをだらだら語り始めたかというと、「イケメンを見れば健康」のくだりを思い出し、もう一歩踏み出して(←?)蘭丸くんとの恋愛妄想をしたらもっと楽しいのだろうか、と思いついたからである。

妄想は得意である。

が、あまりに年下すぎる。親子ほどの差じゃないか。
たまに、「友達のお母さんにマジで恋した青年」みたいな実話があるけど、あれに近い年齢設定である。

それに、週刊女性なんとかの類の雑誌で連載していそうな、「日常がつまらないアラフィフ女性がお金目的の年下のイケメンに絆され溺れる」ストーリーに簡単に転落しそうだ。

………いや、アイドルの蘭丸くんはお金なんかに困っていない。
お金目当てなはずがない(←なんの自信か)。

かと言って、自分をアラサーくらいの設定に引き下げるのも気が引ける。
やれないことはないけど……いや、立派なアラフィフだし、アラサーの自分が数歳年下の男子と恋愛する方が想像しにくい。

何より、わたしは年上が好きで、年下な時点は恋愛対象にならない。


仕方ない、このままの年齢差でやってみよう。


………おお!意外と思いつく!話が!


(……けど……そんな展開あるかよ…って話ばかりだけど……)

夢小説(定義はいろいろあるようですが、ざっくり言うと自分や架空の女性を想定し男性キャラクターとの恋愛を描いた二次小説です)としてpixivとかに投稿すれば、もしかしたら誰か読んでくれるかもしれない。

主人公の女性をアラフォーくらいに下げれば、行けるかもしれない。


というか、蘭丸くんの性格を分析したうえで、シチュエーションを設定し、いろんな作中のセリフを100個くらい入れてAIに頼めば、いくらでも小説書いてくれそうですよね。




こんな話を書く予定では
なかったのに




ここまで御覧くださった皆様、
貴重なお時間ありがとうございました!



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紫葉梢《Shiba-Kozue》
より良い日々の路銀にさせていただきます。いつかあなたにお還しします😌