春に聴きたくなる曲はありますか?
春ももうそろそろ終わりを迎えます。
が、ここで少し春の音楽について、それに付随して好きな曲について、書き出したくなったので記事にしようと思います。
春といえば、松たか子さんの「明日、春が来たら」のぴったりな時期。
曲や歌詞はその時聴く状況や環境によって如何様にも変わります。千変万化は創作物の基本です。春にこの曲を聴くととてもむず痒い気持ちになると同時に、素敵な歌詞とメロディに魅了されます。暖かい春風を感じさせる音と声。
「はしゃぎあった」の「はしゃ」の部分や、その後の「明日、春が来たら」のあ行が連続するあの抜けたような声音がたまらなく心地よい。
春という時期にはかかせない一曲です。
他にも少し列挙したいと思います。
宇多田ヒカルさんの「光」という曲があります。物心ついた時から耳にしていました。車の中で流れていた記憶があります。けれども歌詞を改めてちゃんと意識したのは大人になってからです。後半にリフレインされる、
「もっと話そうよ 目前の明日の事も
テレビ消して 私の事だけを見ていてよ」
という部分。
「目前の明日」という言い回し。あまりに美しい。歌の才能、曲の才能、詞の才能。どれか一つでも大成するというのに、彼女は兼ね備えています。嫉妬するほどの魅力。
Charaさんの「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜」。言わずもがな岩井俊二監督の名作「スワロウテイル」の主題歌です。
この曲のサビにあたる部分の歌詞は実に抒情的で、何度も見ては、声に出したくなります。夢と一括りにするには、人はあまりにも多くの捉え方や感じ方を持ち、また様々な選択の余地があります。一歩間違えて進めば取り返しのつかないことにもなるし、人とすれ違う要因になる。劇中の登場人物の一人一人が克明に想起されます。
センチメンタルな音が心に沁み渡り、聴く人の琴線に触れる。
映画効果もあってこの曲は特別で、もちろんYEN TOWN BANDの楽曲も素晴らしく好きです。
下川みくにさんの「それが、愛でしょう」。
この曲はアニメのオープニングソングなのですが、曲のみ知っており、アニメの方は未見です。それでも、オープニング映像は見たことがあり、曲と相まったその映像美は素晴らしいものです。
この曲も声の伸びる部分が淑やかに、するりと耳に入ってくる感覚が何とも言えない。
今回は女性に絞って書き綴ってみました。
これらの曲を聴くと、問答無用で目頭が熱くなったり胸がきゅうと絞られるような感覚に陥ります。衝動的に書きましたが、やはり良い歌ばかりだなとしみじみ。音楽や歌声の持つ力は恒久的ですね。
いいなと思ったら応援しよう!
![死角 計](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133323288/profile_1ec94f2c733becbccb5b8448779507c2.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)