村でお世話になって見えたお仕事の可能性と子供達の健やかで明るい未来(暮らしの観点)
1時間、群馬県吾妻郡高山村のとある森を散歩していて、いろんな可能性を感じました。
2021年11月24日
朝の9時
国道から5分、山の中にとある森を1周1時間散歩して、現地に住む方から聞いた話。
暮らしの観点
この森には10世帯くらいが暮らしています。ただ、そのほとんどが高齢者。
ここの森、というか村自体が国道や新幹線の駅からすぐの距離にあるのに、村の宣伝が下手くそすぎて全然賑わっていない土地で、散歩した森は一応観光スポット。ただし何もないw。
お金至上主義に走りすぎて、物やサービスが過剰に生み出された社会にとって、これからは「」「陰陽調和」「古き良き隣人の付き合い」がある「村つくり」がとても大切になってくる。
その時、やっぱり「土地」選びは要。今ほとんどの土地は、化学肥料や農薬が散布された農地からの土壌流出で土の中は阿鼻叫喚、虫も生きられない地獄土壌と化していて、そんな地面から舞う土ほこりを背丈の低い子供が転びながら汚染されて育てられている。ましてや、川の下流域の土地なんて、川や大雨が運んでくる残留農薬が凝縮されて沈殿蓄積されている土地だから、ナウシカの腐海をそのままイメージできるような、極度に汚染された土地。
その土、口に入れられますか?
農薬を飲み込めますか?
そんなものを吸わせられて育った植物と、子供の健康を大人はどう考えますか?
そんな中で、いかに綺麗な自然の湧き水と、多様な植生が育つ森林環境、周りに送電線の鉄塔などが建たない電磁波影響の少ない場所を探すのかがポイントになってくる。
今朝私しかさんが散歩した森は、その全てをクリアしている珍しい環境でした。
歩いて左を見渡せば、自分たちの歩く車の山道と、山へ続く道が平らに地続きになっていて、すぐ50m先の山エリアには昔きのこを栽培していたような跡地が見えました。
右を見渡せば、水質のきれいな小さな小川が流れているけれど、放置され続けられた15mほどの流域には、倒木や木の葉、つるや枝が覆いかぶさっていました。
少ない世帯が住む(国道からのアクセスは最高なのに)民家エリアは、人が立ち退いて久しい昔ながらの縁側がある家屋や、その隣に納屋があって、広い庭には家庭菜園と呼ぶにはかなりの規模な農地が不耕作地として点々としていました。
国道沿いの1級河川には、今見て歩いてきた綺麗な水質の小川をはじめ、豊かな水が子供の膝高さくらいの流量でゆったり流れていて、その護岸は最低限のコンクリート舗装で、あとは山の地形そのままで維持されていました。
他にも空を見上げれば、柿、松、樫、イチョウ、ベリー、そんな雑木林から見える澄んだ空。遠く見渡す山の稜線は特徴的な浅間山と他の山々。鳥の声は当たり前に聞こえ、排気ガスはぶ厚い森が遮ってくれているので、冷えたきれいな空気がキンキンに肺を満たしてくれます。
ちなみに、この村は群馬県立展望台があるくらい星空がきれいな、「星空の降る村」で呼ばれる土地。
ただ、若者がいないために、高齢者の手には負えずどこも荒れ果てたまま。
そんな1時間で歩き回れてしまうようなほど良いエリアと山川の景色を見て、子供が大好きな私しかさんはこんなことを思いました。
川遊びをさせてあげたい
魚獲りをさせてあげたい
自分できのこを栽培させてあげたい
倒木を使ってジャングルジムを作ってあげたい
種をあげて、何も知らない自由な発想で自分たちの野菜を作ってもらいたい
木登りと秘密基地が楽しそう
山の中で縦横無尽なおにごっこやってもらいたい
とにかく、子供の笑顔と一緒に走って自然を最大限に満喫して楽しみたい。
だって、30歳になったこの年でも、子供と遠慮しない鬼ごっこが大好きなのですから。
山の中とはいえ、民家と民家の距離が程よい距離で、鍋のスープが冷め切る前に届けてあげられるような、そんな支え合いの集落ができるなって。
私はこの土地を、少しずつ少しずつ、手を入れていきながら、いつか子供がたくさん集まった時に、目一杯遊べる環境を用意しておいてあげたいな、って思いました。
「ビジネス観点」はまた別の記事で。
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