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写経とマンションポエム。

毎朝決まってしていることはありますか? ルーティンワークというものです。軽く運動して汗を流す人もいれば、爽やかな朝のひとときに読書をする人もいるでしょう。

僕は、写経を習慣にしています。本やネットの記事から、広告関係の文章を引っ張り出してきて、30分ほど。今日もこのあと。

毎日続けて5ヶ月ほどになります。

書いたもの1つひとつ覚えているわけではないし、「写経すると心が洗われる」といった類のものではないですが、続けていると、著者がどういう意図でものを書いているのか? だんだんメッセージの構造がつかめるようになります。

特定のジャンルに頻繁に現れる鉄板的言い回しとか、硬派な文章のなかにも見え隠れする遊び心といったことも。

写経を始めた頃は書かれていたことを追うだけで精一杯でしたが、慣れてくると、書きながら、書いている文章と対話している自分がいる…ような気がしますね。

最近、不動産の広告文を学び始めました。なかでも、「マンションポエム」といわれるもの。『都心の空を手に入れる』みたいなやつ。

(↑デイリーポータルZによると「手にする」系は“世界征服ポエム”にカテゴライズされるらしいです。中二病丸出しなのである)

去年まで東京の杉並区、方南町というところに住んでいたのですが、再開発が進み、駅周辺にボンボンとマンションの建設が進んでいました。

丸の内線に乗って終点の方南町に帰るまでの30分、壁面や中吊り広告を見ると、しょっちゅうマンション広告が貼り出されていて。「この文章を考えている人は、頭のなかどうなってるんだろう?」と思ったものです。

あまりにその、普段使う言葉と違いすぎて。「森」を「杜」とは書かないでしょう? あんまり。

まさか、アレを自分が考えることになるとは。人生とは分からないものです。

だいぶ脱線しましたが(笑)、マンションポエムも写経すれば、書き手や商品の売り手の意図がわかってくるようになるのかなー。でもきっと、笑いが止まらないだろうなー。

とはいえ、写経ってそんなものなんですよ。

発信者にシンクロしてくるというかですね。同じ書き手の文章を真似ていると、本当にそんな感覚を味わえるし、「誰それ風いい回し」を使いたくなる瞬間がやってくる。

マンションポエムばかり写経していたら、世界を征服する気分になれるのかもしれません。

なんだかとりとめがないオチになりましたが、今日はこの辺にします。その、写経があるので(笑)


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