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あなたのことを決めつけてかかる人間はストーリーの重要人物じゃない

さぁ、今日はどんな価値を創ろうか。

こんにちは、大鹿です。
noteを開いてくださりありがとうございます。


今日は私の憤りを聞いて欲しい。


時たま、あなたの周りにあなたのことを「決めつけてかかる」人間はいませんか? あなたのことをよく知りもしないのに。


そのような人の言い分は話半分で聞いてオッケー、というお話。

たとえ社会的に影響力のある人間であろうとも、私たちにはなんら影響を持ちませんから。


なお「決めつける」の定義をまず明確にしておくと、

  • 限られた情報から

  • 限られた視点・視野・視座から

  • 当人の経験に照らし合わせるだけで

目の前の事実に対し、○か×かを判断すること、とします。


さて、憤りの話。先日、お呼ばれした地元事業者の懇親会である人から、開口一番、私の屋号をバカにされたんです。


その人間は経営コンサルタントで、私の地元では影響力を持つ人(らしい)。年の頃は還暦付近。


「社名や屋号というのは、ひと目見ただけでビジョンが伝わるものでなくてはならない!」
「そんなんじゃいかん!」


気分が高ぶるお酒の席とはいえ、この人が私の何を分かってこういうことを言うのか理解に苦しみました。内心かなりムッとしましたが私の大人なので

「はァ、そういう考え方もあるんですね」

とやんわり返事をしましたが。でも聞いて呆れました。


・・・出たよ、「ビジョン」だの「理念」だの。


誤解していただきたくないのですが、私もビジョンや理念は大切だと思っています。


でもそれを優先するにはフェーズがあって、事業というものの屋台骨が固まっていく中で文化として築き上げられるものだと思うんです。

早い話、私のようにまだ事業を始めて数年の人間にとっては、ビジョンや理念よりまず目の前の売上や利益が大事で。これは私の持論。


と、いうことをこのお偉い先生に言っても火に油を注ぐだけなので言ってはいませんが。


特にコンサルタントのような職業の人間にとって「決めつけ」は大敵で、

  • ゼロから情報を収集して

  • 広い視点・視野・視座から

  • 当人の経験・考え方は脇に置いておいて

目の前の事実を客観的に考える仕事、だと私は考えています。


昨今、「アンラーニング能力」(これまで得た知識・スキル・価値観を捨てる)というものの重要性が問われています。目の前の問題を解決するためには、経験に依存せずイチから学習できる能力も必要です。


というのも数か月先に何が起こるか分からないこの時代に、一方的なものの見方や経験に頼り切ることは意味をなさないから。


ChatGPTがわずか数か月でビジネスのあり方を変えるなんて、多くの人が想像できなかったと思います。今になっても「AIが人間の知性に及ぶはずがない」と決めつけている人間は多いですが、これは冗談抜きに絶滅する。


時代に追いつくことが肝心、という端的な視点ではなく、先行きが不確定すぎて“これまで”があまり役に立たない時代になっています。


よく知りもしない私という人間を、屋号をパッと見ただけで判断するなんてそれこそ「時代遅れ」で。


「決めつける」という処理を行うことは同時に、それ以外の選択肢を捨ててしまうことにもなります。


Aという考え方もあるし
Bという考え方もあるし
Cという考え方もある。

さァ、あなたはどれを選ぶ? いずれにしても現時点で正解は分からないから試してみるしかない。


こんな思考回路でも私、いいと思うんです。

むしろ時代に合わせた思考回路を、私たち自身が獲得していかなければいけないんじゃないかな、と。
(おっと、これさえも決めつけになってしまう??)


いずれにしてもキッパリ断言できるのは、、、

私たちのことを決めつけてかかる人間はストーリーの重要人物じゃない


ということです。聞いて話半分、いや話し四分の一くらい。「そういう考え方もあるんですね」くらいでオッケー。


いかがですか? ご判断はおまかせします。


今日も時間を取ってお読みいただき、ありがとうございました。


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