感情が「快」に触れる瞬間を知っていますか?
手帳が埋まっていくのを眺めるのが好きです。
悩み尽くして文章を書き上げた瞬間が好きです。
新しいことを覚えてさっそく使ってみるのが好きです。
地元の事業者仲間たちと一緒にいる時間が好きです。
寝る前にマンガを読むのが好きです。
なんだかんだ香川県民なのでうどんを食べるのが好きです。
知らない街に行ってその土地の暮らしや文化を知るのが好きです。
愛犬のプニプニした体を触りたおすのが好きです。
僕の、感情が「快」に触れる瞬間。考えればもっとあるのだろうけれど、自分が自分でいま分かっているのがこれら。
毎日っておそらく、嫌なこと・ツラいこと・やりたくないことのほうが多いですよね。そういった「不快」を押し殺せという人もいますが、究極、感情をかき消すことはできません。
嫌なもんはイヤ。
ツラいことはツラいし、面倒なもんは面倒くさい。できることなら逃れたい。これらは人間が備える性質なのだから認めてしまいましょう。
上手に不快と付き合っている人は、真っ向から感情と対峙するのではなく仕組みで乗り切っています。
たとえば締め切りまでに計画的に仕事ができないのであれば、誰かに「やり切れなかったら罰金を払う」と宣言してのぞむといった話をよく聞きます。できないと恥をかくから、イヤイヤでもやっちゃう。
先延ばしもどんと来い、です。
先延ばしにしてみて分かるのは「本当にやりたいこと」と「やったほうがいいと思うこと」の2つがあることです。そしてたいてい、「やったほうがいい」はやらなくてもいい。先延ばしは選別に活用できます。
…などと言っておいて自分で言葉を返すようですが、不快の連続のなかにいるのは、やっぱりいい気分ではありませんよね。
だからこそ、180度反対の視点。自分が何をしたら感情が「快」に触れるか? を記録しておいてはいかがでしょう?
すり減ったゲージを回復させるように、「これをするといい気分になれる」というものをあらかじめ認知しておく。そうすれば不快と快のバランスを取ることができます。
締め切りがあると「めんど…」と思うけれど、1つひとつクリアして手帳に“済”の意味を込めてチェックマークをつけるのは好き。僕もそんな矛盾を抱えた人間です(笑)。
不快の先に快が待っている場合もあると思います。
バランスが取れるから乗り切れる。分かっているからまた次もやれる。
人は案外、自分のことを分かっていない生き物です。そして面白いことに、気持ちの悪いことは記憶に刷り込まれているのに気持ちいいことは案外覚えていません。
1.認知する→2.記録する。これ大事。
あなたにはどんな「快」に触れる瞬間がありますか? ちょっとペンを取ってノートに書き出してみてはいかがでしょうか?
自分の正体を知るのです。