特別支援の専門家がオススメする最高の絵本【インタラクションの観点から】
メキシコを去る友人から、赤ちゃんのおもちゃをいただいた。
申し訳ないくらいの量を沢山いただき、本当に感謝している。
しかしながら、その中でとても素晴らしい教材を発見。
それはこれである。
音の出る童謡絵本などは日本でよく見かけられるし、子育て中の方は持っている方も多いであろう。
メキシコでは日本語の本は購入できないため、日本語での教材はとても貴重である。しかし、そういった面のみではない。
私もすでにいくつかの童謡絵本を持っているのであるが、このいただいた童謡絵本の素敵なところを発見したため、共有しようと思う。
子ども一人でボタンが押せない
最近購入した本では、ボタンがタッチしやすくなっているデザインであり、息子も軽く押すだけで楽しんでいた。
しかし、今回いただいた本は
ボタンが中に入り込んでいるため、グッと力を入れて押す必要がある。息子は、指で触っても音が鳴らないことに不思議そうであった。
これは不便なデザインか?
「子どもが一人で遊べないデザイン」であることで、必然的に大人の協力が必要になっている。
つまり、子どもの自発的な「ボタン押して!」という何らかの形での要求行動が練習できる機会を設定できる。
息子は、手を叩く行動や「あー!」「きゃー!」と大きな声を出すことでボタンを押せ・音楽鳴らせと伝えることができている。
また、アイコンタクトも増えていることからもコミュニケーションスキルの向上へ良い影響を与えていると考えられる。
まとめ
近年、スマホやタブレットの普及による子どもの依存や、赤ちゃんとスマホとの付き合い方など、問題視されていることは多い。
そんな今だからこそ、アナログならではのおもちゃ(教材)を通して、リアルな人とのコミュニケーションを楽しむ時間をつくっていく視点も必要なのだと考えている。
最後に
今回、「特別支援の専門家」と自分を棚に上げてタイトルを書いてみたが、言葉にしてみるととてもドキドキする肩書きである。
現在は駐妻であるが、特別支援の専門家と言っても恥ずかしくないようにありたい。やはり、知識はアップデートしていかなければならないのだ。