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私の1番恐れているもの


死についての本を読んだ。


読んでいる間、何度も私は私に問いかけた。

「私にとって、死ぬことは怖いことなのか?」

問い詰めた結論、死ぬことは私にとって1番怖いものではないことに気づいた。

では、なにを恐れているのか?
おばけ?病気?人間?


色々考えた結果、私にとって1番怖いのは食中毒であった。



ちょうど一年前ほどに、発酵不足の手作り納豆を食べ、夜通し死ぬ思いをしたことがある。

あの経験は二度としたくない。

たった半日だが、ひどく苦しい時間だった。
スッと死ぬ方がマシだと思えた。
そしめ、食中毒はすごく恐ろしいものであると知った。

なぜ、食中毒の方が死ぬことより怖いのか?
それは「自分が経験したことがあり、苦しみをわかっているからである」と考えた。

それと同時にある食中毒は、ある程度予防はできるものの、いつ自分の体に症状が出るかはわからないものである。
こうすれば、絶対に予防できると、100%の自信がないからこそ不安になる。

すなわち、コロナ禍の時の不安感と同じなのかもしれない。


この世の中に100%安心安全というものは存在しない。

私が死を恐れていない理由としては、死というものが明確に迫ってきていないからだと考えている。
もし、病気になって死というものが明確に縁取られたならば、その時の私は「死ぬのが怖い」と言うのかもしれない。


しかしこのように、自分の恐れているものを言語化し、その理由を考えていくことで、少しは気持ちが楽になることを知る。

なんだか怖いものは、言葉にして説明してみてください、とあなたに伝えておこう。

あなたの1番恐れているものは何でしょうか?

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