【小説】あと69日で新型コロナウイルスは終わります。
~飛行機内のマスクトラブル~
アキナが朝起きてテレビを点けると、飛行機内のマスク問題が取り上げられていた。
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堀江氏、再発した飛行機内のマスク問題に「ほんとマスク同調圧力やめてほしい」
話題 デイリースポーツ 2020/9/13 17:25
実業家の堀江貴文氏が13日、自身のツイッターに新規投稿。北海道内便で12日にマスク着用を拒否した男性乗客が離陸前の機内から降ろされたという朝日新聞デジタルの報道を引用し、「ひどい話だ」とつぶやいた。
堀江氏は8日の投稿でも、釧路空港から関西空港に向かうピーチ・アビエーション機内で乗客の男性がマスク着用を拒否して客室乗務員を威圧し、臨時着陸した新潟空港で降ろされた報道について「クソ航空会社だな」「コロナ脳の機長に下されることほどムカつくことはないな」などと批判していた。
相次ぐ飛行機内での“マスク・トラブル”について、堀江氏は自身の投稿への「飛行中の機内でソーシャルディスタンスもへったくれもありません」というリプに対して「JRの新幹線はマスク外してても何も言われないけどね。こういうところにノイジーマイノリティに強いか弱いかハッキリするよね」と指摘した。
さらに、同氏は「マスク外してる飛行機の客にCAがしつこく着用要請するケースはだいたいが近くの客によるクレーム。その人に近づきたくなきゃそのクレームつけた客を移動させればよいだけ」と提言し、「実際昨日のANA便はそうしてたのみかけた」と証言。ピーチ機についての報道も引用しつつ、「ほんとマスク同調圧力やめてほしい」と訴えた。
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アキナはふと昔を思い出した。
今の若い世代には信じられない話だろうが、数十年前まで、飛行機内は禁煙席と喫煙席に分かれていた。
アキナは子どもの頃、親が予約していた禁煙席に座ったところ、すぐ近くの喫煙席から煙がモクモク流れてきて大変不快な思いをしたことがある。
そのときアキナは、喫煙席と禁煙席の間に、自分自身はタバコを決して吸わないが、受動喫煙してもかまわないと思っている人の席を設けてはどうかと思った。
結局、テロ対策か何かでライターが機内持ち込み不可になったり、健康意識の高まりだったりで、機内は全面禁煙となった。
機内におけるマスク問題も、自分もまわりも絶対マスクをする席と、マスクをしない・できない人の席の間に、自分自身はマスクをするけれども、他人がマスクをするのは気にならない人の席を設けてはどうかと思った。
アキナはふと窓から外を見ると、雲と雲の間に飛行機雲が見えた。まだまだ暑さは残っていたが、空は着実に高くなっているのが感じられた。
「ようやく秋かぁ。」
新型コロナウイルスが終わるまで、
あと69日。
これは、フィクションです。
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