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子育て | 長女ちゃんの登園渋り

年中の長女ちゃんには、保育園の登園渋りがある。

毎日のように「今日、保育園お休み?」と聞いてくるし、保育園に行くよと言うと「やだ、ママ」(ママと一緒にいる)とだけ短く抵抗する。
それでも、外を歩くのが好きなので、朝、家を出るのはそんなに困っていない。問題は保育園に着いてからだ。
もうすっかり饒舌に喋れるはずのおしゃまな女の子が「やや、ママ!やや、ママ!」と、まるで2歳児のようなことしか言わなくなり、ママにしがみついたりスカートの下に隠れたり服を噛んだり、それはもう見事に教室に入るのを嫌がる。

これは現在進行形の悩みだ。
行ってしまえば保育園自体は楽しんでいるので、いつかおさまるかなーとのんびり構えながら毎朝どうにかこうにか乗り越えていたのだが、ふと気づけば年中さんも半年が過ぎてしまったではないか。

もしかしてこのまま、小学校も行き渋ったりする??
ふとそう思った瞬間、毎日のささいな悩みが急に大きな困りごとに思えてきた。

そもそもいつから渋ってた?

1歳児クラスから入園した長女ちゃん。
そもそもいつから保育園に行くのを渋りだしたのだろうと考えてみたが、これがピンと来ない。
なんとなく徐々に渋る日が増え、気づいたらほとんど毎日泣き叫んで先生に羽交い絞めにされている…という状況だ。

そもそも入園当初は、コロナのせいで保護者は玄関先すぐまでしか入れなかった。小さな体でぽいっと先生に引き渡されるので、行き渋る暇もなかったのかもしれない。
それが、年少さんくらいから(記憶が曖昧…)すっかり教室まで送り迎え出来ることになって、玄関ドアから教室までの道のりが伸びるのと比例し、ぐずることが増えて行った気がする。
どうもママ(私)が保育園の中にいると、そのままずっと一緒にいたくなってしまったり、あるいは階段を上って2階へ向かう間にじわじわと寂しさが募ってしまうらしい。

やってみた対策

親として、嫌がる娘を無理やり保育園に預けるのは心が痛い。それは間違いない。
どうにか笑顔でバイバイして、また夕方迎えにくるからねって、ちゃんと言い聞かせてあげたいと思っている。

何とかならないかと思ってやってみた対策が以下の通りだ。

1. 登園前に公園で遊んでみる

家から保育園の間に、公園がある。
そこで遊んでから行けば楽しい気持ちになれるのではないかと、その後仕事にも行かなきゃいけない中で早起きをして、公園に寄ってから登園してみた期間がある。
遊んだ時間は20分くらい。
意外にも公園から保育園まではそこそこすんなり移動してくれるのだが、教室の前ですんなりバイバイ出来たかと言うと微妙だった。スムーズな日も無くはないけどまあ気分の問題かな…程度だ。
ただし親側としては、朝からしっかり遊んであげられたという達成感(罪滅ぼしとも言う)があるので、長女ちゃんが泣いてしまってもあんまり気が滅入らずに済むというメリットがあった。

2. 帰ったら○○しようね!と約束する

頑張った後のご褒美を約束する系。これも試した。
夏なら長女ちゃんの大好きなプールとか、公園とか、おもちゃを買いに行こうと言ったりお菓子を買いに行こうと言ったり、色々約束した。
これは今も、どうしようもない時に咄嗟に口から出る。が、残念ながら効果は全くない。イヤイヤしている長女ちゃんの耳にそもそも届かないからだ。「やや!」で終わってしまう。

3. とことん要望に付き合う

教室の前でひたすら「やや、ママ!」「抱っこ、ぎゅー!」と言う長女ちゃんをひたすら宥め、優しく抱きしめ、頑張ろう?行っておいで?ママもお仕事頑張るからね、と言い聞かせる。
一見するとこれが一番双方に良さそうな案なのだが、残念ながらこの”とことん”に終わりはない。先生が見守る中、教室前でエンドレスハグ&言い聞かせ&愛のささやき。横を通り抜けていく何組もの親子。
一時間とかかければ終わりが来るのかもしれないが現実的ではく、長女ちゃんが納得する前に切り上げることになってしまう。解決にはなっていないが、多少ぐずりに付き合ってあげたということで、親の心へのダメージは減る。

4. ドライに割り切ってサッと切り上げる

子どもが行き渋る時は、親は敢えてドライに去った方がいい、という説を聞いたことがある。その方が、子どもも保育園に信頼感を持ちやすいらしい。
という訳で、先生に無理やり抱っこで引き留めてもらい、「じゃ!またね!ちゃんと迎えに来るからね!」とあっさり去ってみた。
ママ(私)の滞在時間が長いとぐずる時間が長くなるので、この方法だと物理的に泣く時間を短く出来る。ママの姿が見えなくなればけろりと泣き止んで保育園を楽しめる長女ちゃんにとっては、正直これが一番合っている。

が、この方法には問題点がある。先生の手を借りなければ実行できないということだ。
朝の忙しい時間に、長女ちゃんを抱きとめてくれるだけの暇が先生になければいけないし、暇があってもその対応を(たぶん遠慮して)してくれない先生もいる。そうなると、すっかり体も大きく力も強い長女ちゃんを無理やり置いてくることは難しい。事前に先生たちにお願いし続ければいいのかな…。

行き渋る理由がない訳ではない

元々ママ大好き!な長女ちゃん。
これは、先生たちに言われるとつい反論してしまいたくなる部分なのだが、誓って下の双子が生まれたから甘えて行き渋っているわけではない。
元から!昔から!妊娠前から!!これが長女ちゃんの性格であり特性なのです。

とは言え最近、またちょっと行き渋りが酷い。
これには理由がない訳ではなくて、最近私が2回も緊急入院(双子の出産時と、その後の大量出血時)して不在にしてしまってから、不安に拍車がかかっている。
特に大量出血時は夜中だったこともあり、長女ちゃんからすると「朝起きたら大好きなママがいなくなって、しばらく会えなくなっちゃった!」状態だったので、そりゃ怖かっただろうなと思う。申し訳なかった。

これからのことにも備えたい

現状、毎日、どうにかはなっている。
保育園自体は楽しくて、友達とも仲が良い。保育園から帰ってきて特別疲れていたり、無理をしているという様子はない。だから、どうにか行かせている。

でもこれが小学校まで続いたら?
保育園ほど先生のサポートが手厚くない中で、まだ長女ちゃんががっちりしがみついて泣き叫んでいたら、果たして登校させられるのか。そもそも家を出るのを嫌がったら?
親も仕事をしている中で、どこまでどんなことをしてあげられるだろう。

そもそも、最初は問題なく行けていても、ママの入院のように何かのきっかけで行き渋りが強くなる可能性だって高い。そういう素質がきっと長女ちゃんにはある。

長女ちゃんだけじゃない。双子だってどんな風に育っていくか分からない。

だからとにかく、なるべく元気に登園できる方法を引き続き模索しつつ、本当にどうにもならなくなった時にサポートしてあげられる環境も考えていかねばなと思い始めた次第です。

進捗があったらまたまとめます。

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