宿題はできなくても。この夏、あなたは笑ってたから【不登校・発達障害姉妹】
あっという間に夏休みが終わろうとしている。
今度こそ本当に明日から学校が再開する。
夏休みが平和すぎて、私もすっかり宿題のサポートを怠っており。
夏休みの宿題がぜんっぜん終わっていません!!!!
という事実に一昨日気づいて焦る、漫画のような親子は私たちです。テヘヘ☆
次女、夏休みの宿題7割残っています!
次女に「もう夏休み終わるんですよね」と一昨日、告知した。
「ええ?そうなんだ」とひとこと。
おそらく彼女の脳内の中で、宿題の存在は遥か彼方だ。
その脳内の彼方に追いやられていた宿題を持ち出した。詳しく言えば、ランドセルの中でくちゃくちゃになりつつあったそれを引っ張り出した。
まず一気に終わらせたのは歯磨きのカレンダー。一週間の歯磨きの記録をぬるんだけど、律義に歯磨きをさぼった朝と昼の分はぬらないでおく次女。
不正をしないそのマインド。素敵よね。
ただし、この算数と国語のドリルに関してはどうしたもんか。
7割は残ってるやん。。。
まあ、すべてできるとは先生も思っていないようで、個別級に関して言えば
「できるところまでがんばってみてください」
というスタンス。
今朝。次女に「がんばれそう?」と聞くと渋い顔をしておしゃぶり。
しっかりとした拒否反応である。
算数の「数字の認識能力」は、やっぱり彼女には難しく、数字のブロックやらの補助教材を使っても、家ではなかなか集中もできない。
途中から泣き出すこともしばしばで、私自身も教えきることができず、放置してしまった結果である。
母、反省。
学校では、算数はけっこうスムーズに取り組めているらしいのだけど。環境の違いも大きいし、周りに左右されやすい特徴もあるから、この辺は致し方ないのだろうか。
夜ご飯の後、ひとりでなんとかがんばってみた次女。
ただやはり、数字の認知が難しい。まだまだ指を使ったりと苦戦する。
夫が色々わかりやすい言葉を選んで「理解」を促すけれど、違うことをし出したりと現実逃避。
諦めずに教え続けた夫と次女は、1ページで疲れ切ってしまい、今夜は終了。
うんうん、お疲れ様。エライ!
「残っている分、できなかったって先生に言って、どうするか考えてごらん。どうしたらいいか、きっと教えてくれるから」
母がそう言うと「あとは学校でがんばる」とのこと。
その心意気。ええやん🎵(アンミカ)
小3長女、算数は2年の夏で止まっています!
一方で、不登校の長女。
もちろん授業は出れていないから、割り算なんて一切やっていない。
もう小3の算数の宿題は「なんにもわかりませえん」とのこと。
今から家で勉強の時間をとって教えていくか?というと、それも難しかったりして。。。(私が。。。)
ひとまず国語のテスト(前期にできなかったので持ち帰ってきたもの)と、漢字の宿題をやってもらう。うん、これはやはり悪くない。
動画のテロップを毎日追いかけているせいか、難読漢字もけっこう知っていたりする。
そして長女は昔からそうなんだが、字がきれい。性格も現れているのかな。
すごくいいバランス!とくにこの〇〇の字が本当にいい!といつもほめる。
そうなの?と長女ははにかんでいる。
そうなの。そうなのよ。
宿題は、こちらも「やれることだけやってくれれば」ということだったので、自分でできる範囲をやらせてみて終了。
前期に植えるはずだったマリーゴールドの種も、夏休み前最後の日にもらったまんま、夏休み中ずっとリビングで放置されていた。
「これも一応、もらった土に植えてあげたら?」
という母の言葉により、ようやく今朝、彼らは土という安住の地に植えられた。
ごめんよ、あいみょん。(代表曲:マリーゴールド)
終わっていく夏に、ふたりはなにを想う
昨夜。
夫が飲み会だったのもあって、5人を寝かしつけながら、寝室でおしゃべり。
メンズが力尽きたあとも、長女(小3)と次女(小2)はおしゃべりが止まらない。
そんなふたりに挟まれながら「夏休みが終わるね」とぽつりとささやいた。
「ああ。海、楽しかったなあ」
次女が母の耳をふにふに、触りながらささやいた。
そうだね。すごく楽しかったよね。私もしみじみとして、そう言った。
「夏休みって、もう終わっちゃうんだ。早いなあ。次女ちゃんももう学校行っちゃうの? さみしい。また静かな日々に戻っちゃうんだね」
長女もそう言って、私にひし、としがみついてきた。
「でも学校にはさ、やっぱり行けないんだよ」
と、彼女は小さく言葉をつづけた。
その言葉は、申し訳なさそうに響いた。
でも私は、「いんじゃない別に」とだけ、言った。
学校や保育園。みんなが行ってしまえば、正直せいせいしているのかと思っていたけれど。
やっぱり、次女やみんながいてくれることで、長女はいつも救われていたんだよなあ。
と改めて気づく。
家で5人を見ていると、まあまあ大変なこともあるけれど。
長女はひとりじゃなく誰かとゲームができて嬉しそうだった。
Youtubeの動画に長女がツッコミをいれると、必ず誰かが笑ってくれていた。
三男は小さい母として長女をいつも追いかけていた。
そういった光景が、長女の心に残ってくれたんだな。
そう思うと。
この夏も、いい夏だったよな。そう思う。
まあ、学校には行けなくってもさ。いんじゃない。やっぱり。
母は、自分でも驚く程度にはもう、行けなくってもまあいっか、と思っているよ。
だってあなたはさ、5日前にはこう言っていたよ。
「早く夏休み終わらないかな」って。
確かにそう言ったのよ。
え、逆では????と思って、「そうなの?」と私は聞き返した。
そうしたら
「だって、先生にまた会えるから」
そう言ったね。
ああ、そうだね。そうだよね。
また会いに行こうね。
そう言って。笑ったよね。
あなたはまだ確かに、学校には行けないって言うけど。
教室には入れないって言うけど。
先生には会いたいもんね。
そのためには、学校の門をくぐって、相談室に行くことはいとわない。
それでいいんだ。
それはすごいことだ。
それで十分よ。母はそう思う。
仲の良かった、お友達と遊んでいる夢を見たって、今朝は教えてくれた。
ああよかったねえ、って言いながら、私は少し涙が出そうだった。
きっとまた、遊びたいんだよね。
願望が夢に現れたんだよね。
うれしくなって、教えてくれたんだよね。
また遊べるといいよね。いっしょに。
その願いがあふれて、涙が出そうだったよ。
大丈夫。だって
あなたの心はまだ、生きている。
母はそれを。あなたの確かに鼓動を刻んでいる日々を。
これからも守っていく。育てていく。
それだけだよ。
夏が終わってもまだまだ、思い出はこれから。
やりたいこと。
かなえたいこと。
またいっしょに、探しに行こう。
それがもし学校じゃなくっても、母はかまわないよ。
いっしょならどこでも大丈夫だよ。
また、ゆっくり歩いていこうね。
学校がはじまる。
怖いと思っている人に。
そんな子を見守っている親に。
この素敵な企画を通じて、必要な方に言葉が届くことをねがって。
ミトシさん素敵な企画をありがとうございます✨
まちか先生、ご紹介ありがとうございます✨
たのしかった思い出。
ああ。本格的に夏がおわっちゃうね。
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