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少年口伝隊一九四五 新国立演劇研修所第15期生 朗読劇(アーカイブ2021.8/6)

2021.8/6 観劇

大好きな先輩が出演されてる舞台を観劇してきました。

言葉だけで情景が浮かんでくる。役者の発する音の偉大さに脱帽した。
8月6日にこの作品を知れて、私にとって意味のある出来事だった。
被爆地で何が起きていたのか、どんな人生があっ
たのか、目の当たりにして衝撃を受けた。

理不尽で身勝手な政府や、容赦無く襲いかかる原爆の脅威、無慈悲な自然の威力を前に必死に足掻く若者に、国政やコロナに楽しみが奪われ、我慢するしかない高校生の自分がどこか重なった。(もちろん辛さは比にならないと思うが)
私も現状に絶望して諦めてはいけないのだと強く強く実感した。

原爆投下に関して、正しい判断だったと話すトルーマン大統領、チャーチル英首相、スターリンソ連議長の台詞。如何にも悪者として演じているのが何となく引っかかった。日本人目線では確かに酷い発言だけど、向こうは悪気があったのではなく、心からそう信じていると思うんだよなあ…。

どんなに苦しくて悔しくて叫びたくても嗚咽も許されない緊張感が観劇の好きな所の一つだ。
研修生という肩書きなんて勿体ないくらい皆様一人一人がエネルギーを持った素敵な役者さんでした!

"いのちのあるあいだは、正気でいないけん"

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