
村山由佳 著「W/F ダブル・ファンタジー」 2009年2月6日
おはようございます。自称「鼻血寸前だった女」神垣です。
男と女は
愛し合っていても
まったく別なところを見ている・・・!?
ということがテーマらしい
「ダブル・ファンタジー」というアルバムが
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの作品にあります。
村山由佳の同名の小説にも
描かれているのは、そういうこと。
かなりきわどい、というかリアルな
性愛描写も多く、鼻血が出そうになりますが
女性には「そうそう、そうなんよ〜」と共感できる
心理描写も多くある作品です。
はっきり言って、この小説の主人公
35歳の女性脚本家・奈津は
私からすると、うっとうしいタイプ。
典型的な“重たい女”なんですが
(だって、書くメールのボリュームがハンパではない!)
そういう面って、多かれ少なかれ
女性なら誰でも持っている気もするんですよね。
仕事や恋愛を通して
いろんな意味で
女として目覚め、自律していく様が
描かれていて興味深いです。
男性より女性におすすめしたい一冊!
(VOL.987 2009年2月6日配信 メールマガジン あとがきより)
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