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感情を捨てよ! 2015年2月27日

 自称「読まず嫌いな女」神垣です。

 苦手です

 この手の本・・・


 杉村太郎「アツイコトバ」

 文庫本ですが、帯かと思ったら
 しっかり表紙に“帯のような”キャッチコピーと
 著者のすかした顔写真が刷り込まれていました。

 どこかで見た顔だなと思ったら
 著者の杉村太郎氏は
 昔、「シャインズ」というコンビを組んで
 「私の彼はサラリーマン」というCDを出していたお方。

 その後、キャリアデザインスクール「我究館」を創設し
 “キャリアデザイン”という概念を導入した
 独自の人材育成法で実績を残した人なんだそうです。

 ぎっしり書かれた「著者紹介」欄で
 すでにおなかいっぱい。

 スペックは多少違えど、こういう感じの
 “独自の”人材育成法で名を成した人って
 地方都市にも必ず1人や2人いるもんで……

 苦手なんだよなぁ。

 でも、
 「神垣さん、絶対、この手の本
  手に取らないと思うから、あげる」
 と友人から手土産代わりに渡された本なので
 しぶしぶページをめくってみると……

 幾つか心に残る言葉があったので
 書き留めておきます。

 20ページ「自制」の項目

  感情を捨てよ。

  日常のちょっとしたことで、喜んだり、感動したり、癒されたりして、
  ガス抜きするな。満たされるな。
  本当の喜びや感動は、目標達成のその瞬間までとっておけ。
  もっと感情を強く持て。感情も微塵もぶらすな。
  喜ばず、落ち込まず、ただ淡々とゆけ

杉村太郎「アツイコトバ」

 昨年あたりから、わたしも
 こういう気持ちが芽生えました。

 言い換えれば
 「期待しない」。

 でも、それは「諦める」のとは違います。

 感情過多で、思い込みも喜怒哀楽も激しい性質で
 仕事をすることで、なんとかそういう生の感情を抑える術を
 学び、訓練してきましたが
 50を前にした今でも
 心の中ではイライラ、カリカリすることが多いです。

 そんな自分の内なる感情に折り合いをつける方法が
 「期待しないこと」
 と気づいたのです。

 目先のちょっとしたことに
 いちいち感化されず
 泰然としているには

 もっと遠くを見て、
 不必要に自分や周りに期待せず
 ただ淡々と歩くこと。

 ほかにも
 32ページ 「誰にも見せない自分を持て」
 74ページ 「別人格になれる趣味を持て」
 84ページ 「『本当はこれがしたいんだけどなぁ』という
       甘えたガキのタワゴトは絶対になしだ」

 など、タイトル通りの
 「アツイコトバ」が並びます。

 読みながら、ふと思いました。
 「あ、この本、50前の自分より
  うちの女子高生に読ませるのが一番だ」
 と。

 わたしには“年寄りに冷や水”な感
 満載の内容の本ですが
 うちの甘えたガキにはピッタリでしょう。

 そんな熱湯コマーシャルみたいな
 言葉と解説が40項目、掲載されています。

 見開きで、スイスイ読める
 大きな文字で構成されていいるので
 あっという間に読み終えることができます。

杉村 太郎 著「アツイ コトバ 」


シュウさん、ありがとう。でも、途中まで
杉村太蔵の本だと思って読んでました……。
(VOL.2361 2015年2月27日配信 メールマガジン あとがきより)



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