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犬のストレスを緩和するご飯
こんにちは。げーしーです。
youtubeで色んなおすすめが上がってくるのですが、野球の動画と動物の動画を最近見ていたら「メジャーリーグの乱入する動物集」というど真ん中ストレートを投げ込まれ、秒で動画を視聴してしまいました。
Google恐るべし。。。😭
今日はストレスを和らげるご飯の実験についてです。
▲実験内容
今回は私有犬44頭に協力してもらった実験になります。
効果を確認したいフード(研究食)にはアルファカソゼピンとL -トリプトファンを配合し、この物資がどのくらい、犬のストレスを和らげる効果があるかを調べる実験です。対象の犬に研究食を8週間、その後に普通のフードを8週間与えます。各フードの7週目に獣医師による爪切りをストレッサーにして爪切りの前と後とでストレスレベルの相関関係を比較しました。
この実験の結果ではアルファカソゼピンとL -トリプトファンを配合した研究食の方が爪切り前と後のストレスレベルの上昇具合を優位に下げる効果が示されました。
▲カソゼピンとトリプトファンって??
今回の結果で言いたいことはこのアルファカソゼピンとL -トリプトファンが抗ストレス効果があるかもしれないという実験です。
この二つは人間の方でもリラックスさせる効果があると言われていて、抗うつ薬としても使われることもある物質になります。
カソゼピンというのはミルクに含まれるタンパク質のカゼインをトリプシン加水分解したものでGABA受容体の一部に作用し抗不安作用を示します。
要するに落ち着かせる効果があると言われている物質です。
一方、トリプトファンはセロトニンの前駆物質になります。トリプトファンからセロトニンが生成されこのセロトニンが感情を落ち着かせる効果がありります。またこのセロトニンからメラトニンが生成されることで、睡眠の質を向上させる機能があるとされています。
人のうつ病患者ではこのセロトニン物質が正常よりも低値である場合が多く、トリプトファンの摂取からうつ病患者に使われることが多い物質です。
今回は犬にも効果があるのかという実験でしたがその結果は犬でも同様な効果を示す事が言える結果になったみたいです。
実はこの実験自体は2012年に麻布大学で発表された論文で今では多くのサプリメントやフードに配合されており、様々なところで見かけることが多くなりました。
最近では怒りやすい犬に投与して落ち着いたといった報告や、雷による不安行動や引っ越しなどのストレスがかかるイベントの前に投与することが推奨されていたりするなど多くの場面で使われる事が多くなっています。
もしご自宅のワンちゃんネコちゃんでストレス行動が見られる場合には1度使ってみるのも一つだと思います。
Effects of prescription diet on dealing with stressful situations and performance of anxiety-related behaviors in privately owned anxious dogs
では。♪(´ε` )
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