012 neti-neti「自分」という錯覚に気付く方法
neti-netiは「自分」という錯覚に気付く練習法
neti-neti(ネティ ネティ)は
サンスクリット語で
「これではない、これではない」という意味。
これは
「自分」は思考の産物
つまり
頭が作り出した解釈の一つに過ぎない
って事に気付くための練習法で
「自分がいる」という人類最大のビリーフ
最大の錯覚を見破るための練習法でもあります!
これさえすればその錯覚を見破れる
という訳ではありませんが
疑う余地もなく当然
と信じているこの
「自分とは○○だ」が思い込みだ
って事を自覚して
その思いから離れる習慣を身に付けるには
持って来いの方法です!
シンプル簡単!
楽しんで出来ますから
是非やってみて下さい!
neti-netiの練習法
二人で行って下さい。
一人でも出来なくはないですが
二人の方がずっと効果があります!
(人に否定される方がインパクトがあるので)
1.「自分は○○だ」を書き出す
自分に関する事柄を書き出そう!
思い付く限り!
例えば
名前・肩書
履歴・実績・前歴
特技・不得意な事
身体的特徴
性格的特徴
好きなもの・嫌いなもの
日頃大切にしている事(座右の銘など)
1.名前・肩書
名前・国籍・人種・性別・年齢・職業・家族関係など
2.履歴・実績・前歴
学歴・職歴・受賞歴・前科など
3.特技・不得意な事
足が速い・ピアノが上手・計算が苦手など
4.身体的特徴
背が高い・太っている・顔や体つきの特徴など
健康状態も
5.性格的特徴
優しい・気が利く・気が短いなど
6.好きなもの・嫌いなもの
好きな食べ物・趣味・苦手なものなど
7.日頃大切にしている・心掛けている・守っている事(座右の銘など)
いつも謙虚でいようと思っているなど
2.「それはあなたではありません」と言う
書いたものを一つ読み上げます。
それを聞いた相手は
それはあなたではありません
と言います。
それを繰り返します。
否定された時、あなたはどう反応するか?
に注目します。
もしも
何か違和感を感じるのでしたら
それはあなたが
これは自分だ
と信じている証拠です!
「これは自分だ」と信じて何がいけないの?
もちろんいけない訳ではありません!
けれども
自分を構成している要素を
ネガティブに解釈した場合は
自分がまるで
人より劣ってるかのような
ダメな人間であるかのような
錯覚にも陥ってしまうし
ポジティブに解釈した場合は
自分がまるで
人より優れてるかのような
特別な人間であるかのような
錯覚にも陥ってしまうでしょう。
この錯覚は
自分に対してだけでなく
他人に対しても生じる事ですね!
この錯覚が
あるがままの事実を体験する
妨げになっているのです!
また
これらは
小さな意味での自分(エゴ)の構成要素ですが
それとは違う
大きな意味での自分があるのです!
・・というか本来は
自分と自分以外という区別はないのです!
これは
顕在意識レベルでは決して分からない
ワンネスの意識を体験していない内は
到底理解出来ない事ですが
そういう状態があるのです!
それは
左脳が不活性化したら体験できます。
そのためには日頃
考える時間を減らして
感じる時間を増やすようにすると良いです。
過去のデータは「あるがままの今」ではない
僕たちは
人生を重ねていく中で
「自分」に関する情報を
どんどん蓄積し
頭の中に「自分像・セルフイメージ」を作り上げていきます。
そしてそれが
あたかも真実であるかように
思い込むようになります。
それは
自分の周りの誰かに対しても
同じように行われます。
当然これは全て過去のデータ。
過去のデータに基づいて
出来事に対応するメリットは沢山ありますね!
けれどもそれは同時に
「あるがままの今」
真実を見失う原因にもなります!
僕たちは今
あらゆる情報の影響を受けて
毎日を過ごしていて
「今」をありのままに感じ取る能力を
十分に使いこなす事なく
過ごしています。
neti-netiは
自分に関するあらゆる情報を
ボツにする作業!
今まで取り入れた
あらゆる情報から離れたところから表れてくるもの
それが本当の智慧です!
本当の智慧に目覚めたら
周りの評価・評判に
惑わされる事も一切なくなります!
動物のように
直観力を使えるようになります!