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御岩神社の珈琲屋台
お洒落は「酒」でないことに初めて気がついた私です。どうもこんにちは。言葉を生業にしているのに実に恥ずかしい。
ここ数年、茨城にある御岩神社に伺っております。
宇宙飛行士の向井千秋さんが宇宙から地球を観たところ地上から「光の柱」が見えたとのこと。その場所が御岩神社だったらしいのです。
そんな話もあり、御岩神社は「日本屈指のパワースポット」などと呼ばれるようになって最近有名なんですよね。
(もう余計なことしないで)
厳かな雰囲気。
このご時世だけど観光客は多い。
というか、このご時世だから神社に来るのかもしれない。
御岩山の三本杉。御神木。
樹齢およそ500年。
天狗が住んでいて天狗杉の異名もあるのだとか。
「森の巨人たち」でもあるそうだ。
だが、この100選は誰がチョイスしているのかよくわからない。
モンドセレクション並みの権威でないことを祈る。
桜門。またの名を大仁王門。
仁王様がお出迎え。
お手柔らかにお願いします。
狛犬さん。
頭がシャレオツ。
若干ドヤ顔。
拝殿。
お参りしている人が多かったので、やや遠巻きから。
いつ来ても神聖な気持ちになれる。
で、ここから片道約50分かけ、表参道を登って御岩山山頂を目指す。
坂道に超弱い自分にとって、表参道は地獄ロード。
賀毘礼(かびれ)神宮。
御岩神社の奥宮で、天照大神と他に2柱が祀られているとのこと。
空気の重いご時世、出てきて街に日を照らしてください。
と、少しだけ盆躍りをする。効果はないようだ。
賀毘礼之高峯(かびれのたかみね)。
山頂に辿り着くとお目見えする。古代の祭祀遺跡らしい。
道が整備されていない時代にここまで登るのは大変だっただろう。
山頂から見下ろす。
神々から降り立った山頂から見下ろす我も神なり。
こういうことを言っているから罰が当たる。
こんな感じで参拝しております。大体毎年。
で、裏参道から下山して帰るわけですが、毎年気になっているのが「ワイン珈琲」という屋台。
こういう屋台風のお店はすぐにいなくなることが多いのだけど、このお店は毎年いる。家路につくと忘れてしまうんだけど、ここに来てまた思い出す。そんな屋台。
とにかくワイン珈琲推し。和酒珈琲というのもある。
きっとこの店のオーナーは酒好きなのだろう。個性的な顔立ちをしたマスコットらしきワンコも酒と珈琲を嗜みそうだ。
それにしてもマスク着用は鬱陶しい。
屋台なのにね。でも仕方がない。
というわけで、今年こそはこれを楽しんでみよう。
購入するのは、もちろん「ワイン珈琲」。
(和酒珈琲と悩んだが、ワイン珈琲の方が推しが強いのでこちらにする)
これは生豆をワインや日本酒を浸してから天日で干して、焙煎したというものらしい。決してドリップした珈琲に酒を入れるというものではない。呑兵衛にとっては残念かもしれないが、珈琲は珈琲で楽しみなさい。
暫し待つと珈琲が出来上がる。
写真は撮っていません。普通の紙コップだったので。
(なんか工夫してくれよー)
まず、香りを嗅ぐ。
まさに赤ワインの香り。
呑む。
あ。珈琲だ。
香りは赤ワインで珈琲感はゼロ。呑むと珈琲。
なんとも新鮮。不思議な味わい。
アルコールフリーなので、お酒の飲めない人でも安心。
(匂いだけで酔っちゃうよー。っていう人はプラシーボ。大丈夫だ)
紙コップで供されるものとしてはやや割高感はありますが、なんとも新鮮な珈琲でした。
というわけでまた来年。
次は和酒珈琲を飲んでみたい。
来年もこの屋台が出ていればいいな。と思う次第でありました。
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