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【#レイクスなかのひと】グッズで心を繋ぐ!理想の"景色"を目指して未経験から挑戦

滋賀レイクスには選手だけでなく、魅力的な個性を持ったスタッフ、通称「なかのひと」が数多く在籍しています。仕事に対する熱い想いや考えを紹介する事で、レイクスの違った一面も知ってもらいたい、より身近に感じていただきたいとの願いを込めてお届けする【#レイクスなかのひと】

4回目は物販・ファンクラブ部部長の橋本翔さん。
ブースターの心を掴むグッズを企画・販売したり、イベントや特典を通してレイクスをより一層好きになってもらうファンクラブ運営を担当するリーダー。業界未経験から入社してから現在に至るまでの仕事を振り返っていただきながら、今回はブースターからの質問にも答えます!

橋本 翔(はしもと しょう)
物販・ファンクラブ部 部長
IT企業での経験を経て、2022年3月にグッズ担当として(株)滋賀レイクスターズに入社。
様々な試行錯誤を繰り返し、アリーナを、日常をレイクスブルーで染めることを目指す。


大好きな景色を目指して、幸福感を提供する

試合日にユニフォームを着て会場に向かう人たちが街中にあふれる光景を理想に思い描いているという橋本さん

-現在の仕事内容を教えてください

グッズ・飲食・ファンクラブの3つのサービスの企画・販売・管理を担当しています。
グッズや飲食はイメージしやすいところもあると思いますが、ファンクラブでは会員種別や特典などの設計、より会員数を増やしていくためのマーケティングなどを行っています。
部署として提供する商品やサービスは多岐に渡りますが、グッズやドリンク・フード、ファンクラブサービスを通じて、「クラブ・選手」と「ブースター」を繋ぎ、価値を提供するという部分は共通だと認識しています。
サービスを通して、少しでも幸福感を提供できたらと思っているので、扱うものは違いますが、やっていることはあまり変わらないかなと思っています。

-目標となる存在

僕の地元にはJリーグのクラブがあるんですが、その試合の日の風景がすごく好きで。
家からスタジアムに向かう一つ目の交差点で止まったときに、1人2人3人とユニフォームを着た人たちが並ぶ、みんな同じ方向を向いて同じ目的地に向かっている、今からみんな一緒に応援するんだというそんな日常の風景がすごく好きで、この仕事に就く原体験ですね。
なのでそれをレイクスに置き換えた時に、まずはアリーナが青で染まる、レイクスグッズで染まる、みんながタオルを掲げているといった景色を目標に描いています。
そこからさらにホームタウンを中心に、アリーナ外、試合のない日、滋賀県全域で、そういった景色を目指しています。

未経験からのスタート、その強みを活かす

ホームゲーム会場のグッズストア。毎節のように新グッズが登場し、ブースターの間でも試合観戦の前の楽しみの一つとなっている。

-レイクスに入社した経緯を教えてください

前職では旅行比較サイトを運営しているIT企業で企画営業をしていました。
当時レイクスが中途採用を積極的に行っており、そのタイミングで転職サイトを通じて声をかけていただきました。
それまでBリーグも全く見たことがないし、レイクスの名前も聞いたことがなかったので、その時は一度スルーしていたのですが、ちょっと時間を置いて考えた時に、Bリーグの勢いやレイクスが描くビジョンに惹かれて選考に進み、現在に至ります。

-具体的にどういったところに惹かれたのか?

声をかけていただいたタイミングで、初めてバスケットボールの試合を観に行きました。
その時、ブースターの皆さんが夢中になって応援している姿がとても印象的で、興行の作り方や演出の先進性にバスケやBリーグの魅力を感じました。
レイクスには常に変革を起こそうという雰囲気があり、その当時は「デジタルの力で日本一を目指す」という目標を掲げていました。その目標に向かって一緒に挑戦するのも面白そうだなと思ったことも決め手の一つです。

-未経験の分野に飛び込んでみて

グッズ担当というところで、物を作る、有形商材を扱うということをしたことがなかったので、自分にできるか不安な気持ちもありました。
特に、作った瞬間から在庫を抱えるリスクを背負う点が難しく、最初の頃はそこのバランスがあまりよくわからなくて、過剰に在庫を抱えてしまうこともありました。笑

ただ、未経験というのは先入観がないのが強みだと捉えています。
固定概念にとらわれないからこそ、異なる視点やアイデアを取り入れ、新たな企画等にも挑戦できていると思っています。
一方で、未経験だったからこそ、すごく気をつけていることもあります。
それはこれまでレイクスとブースターやパートナー企業様をはじめとしたレイクスファミリーの皆さまが、ともに積み上げてきた歴史に最大限敬意を払うことです。自分自身、新参者だと思っているので、クラブ・選手の価値や愛着を損なうことなく、それらをさらに醸成できるような企画をすることは意識しています。

攻めの姿勢でレイクスならではの価値を提供する

ブースターがそれぞれの"推し"の応援タオルを掲げる光景。レイクスのホームアリーナお馴染みの後継となっている。

-レイクスグッズの特徴を教えてください

主に3つあげるとすると、
一つ目は、レイクスの声中心の応援スタイルに合うものグッズでホームコートアドバンテージを作り出すという部分はこだわりを持ってやっています。分かりやすいところで言うと、鳴物は作らなかったり、選手を最大限に盛り上げて高めるためにタオルやユニホームには力を入れています。

二つ目はコラボ。滋賀発の企業さんとのコラボも比較的多くやっていて、これまでNANGAさんやKINTOさん、松喜屋さん、とび太くん等とコラボしてきました。レイクスだけじゃなく、滋賀の発信も同時に行っていくという部分はかなり意識しています。

三つ目はスピード感。レイクスという組織の強みだと思っていますが、承認フローが早いし、部のやりたいことを最大限にリスペクトしてくれているので、企画してから世に出すまでのスピード感は他クラブと比較しても早いんじゃないかなと思っています。スピードを持って商品を作ることで、毎週アリーナに来るたびに新しい商品があるワクワク感も提供できるように意識しています。

-印象に残っているグッズは?

B2優勝・B1昇格の記念グッズです。
セレモニーの舞台で、あれだけ歓喜に湧いているブースターの皆さんと、選手がそのTシャツを着て一緒に喜びを共有し合った瞬間は、やはり特別なものがありました。なかなか得られない経験だったと振り返って感じています。
それ以外にも印象に残っているものや場面はたくさんあります。
やっぱり自分の作ったものを多くの方が持ってくださっているとグッとくるものがありますし、とてもやりがいを感じます。

B2優勝セレモニーで選手やスタッフが着用した記念Tシャツも、限定販売でたくさんのブースターから注文をいただいた。

アリーナを、ホームタウンを、滋賀県を、青く染める

-物販・ファンクラブ部の目標を教えてください。

まずはアリーナ内で、グッズでも圧倒的なホームコートアドバンテージを作る部分にはこだわりを持ってやり続けていきます。
アリーナをレイクスカラーで染める、タオルやメガホンなどの応援グッズで埋めるといった部分では、ブースターの皆さんのおかげで、そう言った景色がすごくみられるようになってきたかなと思っています。そこを100%に近づけられるように引き続き取り組んでいきます。
また、さらにアリーナの外に出ても、レイクスのエンブレムを目にする機会を増やすことを目標にしています。試合の日はもうあちこちでユニホームやレイクスのグッズを身につけている人がいる、そういう景色を作ること。試合のない日も、ホームタウンを中心に、滋賀県全域で1日に1回はレイクスのグッズを身につけている人を見る。そんな日常を作っていきたいです。

売り上げという面では、Bリーグ内でみた時に、まだトップまでは差がありますが、その差も着実に縮まってきていると思っています。日本一の熱量とユニークさを持った滋賀のブースターの皆さんの力を借りて、そこにさらに近づき、追い越したいなと思っています。

-ブースターの皆様へメッセージ

最低限皆さんの期待に応えられるサービスを引き続き作っていきます。
その上で、「そうきたか」とか「やっぱり面白いね」みたいな、皆さんの期待を上回るものを僕らは提供し続けないと、この成長曲線を描き続けることはできないと思っています。
グッズを通じて日々の生活のテンションがあがる、レイクスの価値を上げる、その輪を広げる、まさに Lake up できるような取り組みに力を入れていきますので、ぜひ皆さんも、まずは試合の日から一緒になって盛り上げてもらえるととてもうれしいです。

【番外編】ブースターからの質問コーナー!

-今までボツになったグッズはありますか?あればどんなグッズなのか、理由も教えて欲しいです。

没になったグッズは結構ありますね。やりたいという思いがある中で、やっぱりいろんな条件があるので、出したいけど出せないというのは日常茶飯事です。
ボツになる理由として多いのは、現実的な話になりますが、作る個数の問題であったり、価格が見合わないと言った部分が多いですね。

-新グッズ会議の頻度は?

基本は毎週の定例でメンバーでこういうものを作りたいみたいな話をしています。でもアイデアがあれば、その会議なしで即断即決で企画に移ることも多々あります。
グループメンバーの思いつきがベースになっていて、結構いろんなアイデアが日々飛び交いますね。

-最高傑作はどのグッズでしたか?そのグッズの魅力を教えてください。

最高傑作と言えるかはわかりませんが、2023-24シーズンでタオルのサイズを変えたことには結構手応えがありました。試合会場でお隣の席の方へのご配慮等で、長いタオルを短く持ってるブースターの皆さんを見ていてこのアイデアが浮かびました。実際の現場を見てサイズを変えて、ブースターの方にとても受け入れてもらったというか、反響が大きかったので、一見地味なアイデアかもしれないですが、求められていることってこういう部分もあるんだなと学びになりました。
もちろん斬新なアイデアも大事だと思いますが、細かい部分もまだまだ向上の余地があるんだなと気づいた商品です。

-グッズを考える上でレイクスだから困ったことってありますか?(色、ロゴなどの縛り?)

そうですね、、レイクスだから困ったことは特にないですね。
リブランディングがあって、今のエンブレムやフォント、細かいガイドラインができて、色々な制約ができましたが、自分にとってはそれが逆にやりやすかったです。
無限に選択肢があるとどうしても時間も掛かりますし、ブランディングとしてもブレない統一感を持って、グッズだけでなくクラブ全体で同じ世界観でできるようになったので、そういった観点で特に困ったことはあまりありません。

-斬新さと種類の多さでグッズ界隈をリードするレイクスグッズですが、他チームのグッズでこれは良いなとジェラシーを感じたグッズがあれば教えてください。

これはオフレコですが、アルバルク東京のマスコットのルークや、千葉ジェッツのマスコットのジャンボくんのグッズはすごく人気があるみたいで、たまに羨ましさを感じる瞬間もあります。笑
いや、でも目の前のマグニーを見て、二人三脚で天下取ろうなといつも思っています。

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