見出し画像

サロン立ち上げ奮闘記〜サロン出店のリアル/まもなく1周年〜

こんにちは。志賀香織(kaori shiga)です。

久しぶりにnoteを開きました。
前回、サロン立ち上げ奮闘記を書きましたが、なんとそのサロンがまもなく1周年になります、!
月日は早いです。

サロンはおかげさまでたくさんのお客様、スタッフのおかげですくすくと育っております。
関わる皆様、いつも本当にありがとうございます!

これまで店舗をもたずにキャリア支援などの事業をやってきた私にとって、店舗を構えて事業を行うことは、新たな発見の連続でした。
今日は、店舗をもって事業を行うことで感じたことをありのまま書きます。

サロン出店のリアル

私の出店は、ご縁のあったサロンを引き継がせていただく形でスタートしました。
実際、サロン出店スタイルはこの2つのどちらかになるのではないでしょうか。
・物件を探して契約し、内装工事をして、OPEN
・今あるものを引き継ぐ

どちらもメリットデメリットがありますが、今回は引き継いでスタートしてみたメリットデメリットについて感じたことをシェアさせてもらいます。
(あくまで個人の体感です、ご参考まで)

◆メリット

1、初期費用を抑えられた
私は譲渡費用のみをお支払いして、サロンを譲り受けました。
一般的にかかる費用として思いつくものはこちらではないでしょうか。

・物件の初期費用
店舗利用で物件を借りる場合、多くのケースが家賃の半年分の初期費用がかかると言われています。

・OPEN準備期間の家賃
一般的に3ヶ月かけて内装やOPEN準備とすると(あれ、短い?笑)、売上がたたないその期間の家賃も当たり前ですが払う必要があります。

・内装費
こだわり次第なところではありますが、私が引き継がせていたサロンはかなり内装費をかけてつくられていたので、お金では買えない人脈を含めてありがたい限りでした。(当時の私の人脈ではこんなに素敵なサロンは作れませんでした。)

内装デザインは、創業100年の仕立て屋「岩本和栽」の4代目キサブロー氏による全面監修で仕上げました。「深海」をコンセプトにした和テイストの施術スペースで、格別な時間をお過ごしいただけます。

稀代のクリエイターがプロデュースした「伝統と現代が交錯する和の空間」をご堪能ください。

【4代目キサブロー氏プロフィール】
創業100年の仕立て屋「岩本和栽」の4代目。着物業界の革新的存在であった初代の名を受け継ぎ、和洋や性別など、すべての人々を既成概念から解放することを目標にありのままの自分に寄り添うアウトフィットを提案するクリエイター。
過去の実績、活動は多岐に渡り、新宿伊勢丹との数多くのコラボ企画を実施するなど、幅広く活動をしている。

▼実績(一部抜粋)
・滝沢歌舞伎2017パンフレット衣装提供
・棋士羽生善治氏の竜王戦着物デザイン
・NHK「LIFE!」SP忍べ!右左ェ衛門 衣装デザイン
・「鬼滅の刃」声優イベントやヴォーカリストLiSAの歌番組出演時の衣装製作

・スタッフの採用費
・集客のための広告宣伝費

上記は、スタッフやお客様を引き継げる場合に限りますが、スタッフ1人採用するのにも採用コストがかかります。1人顧客を集客するにも広告宣伝費がかかります。
私の場合は、少しトラブルがあったのでこのメリットは享受できませんでしたが、引き継がせてもらえたら最高ですね。

・自分の時間を他のことに使える
他にも事業展開をしている私にとって、サロン立ち上げにかける時間もコストの対象になります。
物件探し、コンセプトメイキング、内装業者探し、あらゆる備品や機械の選定などを全てゼロから行うと思えば、目に見えないですが、自分の時給を考えるとかなりコストパフォーマンスが高いと感じました。

私は自分でゼロからつくるよりも、かなり初期費用を抑えられたと感じております。

2、コンセプトができあがっている
こだわりがあまりない私にとって、ある程度できあがっているコンセプトがあることはとてもありがたかったです。
もちろん私の事業なので、どんなお店にするか、このサロンを通じて何を提供するか、お客さまにとってどんな存在でありたいか、真剣に考えました。
ただ、ゼロベースで想いからスタートするよりも、ある程度型があった方が私は考えやすかったです。

◆デメリット

よくメリットデメリットは表裏一体といいますが、まさにです。

1、準備期間が短い
準備期間が短かった分、マーケティング、ブランディング、接客周りが不十分な状態でOPENしました。
特に接客に関して、お客様が施術クオリティはもちろん、安らぎや癒しを求めてくる美容サロンのはずが、必要な備品がない、レジが止まってしまう、電話対応に慣れていない、予約がスムーズではない、などかなりご迷惑をおかけしてしまった方もいらっしゃいます。。
私の友人ということで、しっかりフィードバックをいただけてありがたかったです。普通であれば、期待値を下回ったサロンには二度と行きません。
応援してリピートしてくれる友人には頭が上がりません。

2、作りたいお店と、今あるお店がずれる
ある程度コンセプトがあって助かりました。ただ、その分、届けたいお客様起点でお店作りをするというよりも、今あるものをベースに考える必要がありました。
そのため、届けたいものとすでにあるお店が一致しないこともあり、そこに関しては頭を悩ませることになりました。

3、前店舗のお客様からのクレーム対応
あまり多くないケースだと思いますが、実際に前店舗でお付き合いのあったお客様からのクレームがありました。法律事務所の先輩に相談させてもらい、全く別のお店なので対応する必要はないとのことでしたが、これもご縁と思い、できる限りの対応はさせていただきました。

4、(検証中)愛着が0→1に比べて湧きづらい?
私は、自分のサロンが大好きで、最高のスタッフとお客様に囲まれて本当にありがたいと感じています。
ただ、愛着が0→1で立ち上げるお店に比べて湧きづらいのかもしれないと感じています。

私がお世話になっている先輩経営者の中に、お店の経営をされている方が何人もいます。その中でも、半年以上前から準備をして、ご自身のビジョンからくるお店を愛情たっぷりに育てている先輩を見ると、熱量の差にギャップを感じることが多々ありました。そこまで本気になれるお店作りに取り組んでいることを羨ましく思っていました。
先輩のお店は本当に素敵なお店で、愛情をかけている分、地域の方にも海外の方にもとっても愛されています。

これに関しては、2店舗目を0→1で立ち上げてみることで検証してみます!

私にとっては正解だった

色々書かせてもらいましたが、私にとっては、ご縁があって今のサロンに出会えて本当に良かったと思っております。
正直かなりの勢いで始めたのもあり、店舗ビジネスの難しさに直面する度に判断誤ったか?と後悔しそうになったこともありました。ただ、1年前の自分に0→1で作りたいお店や、社会に届けたいビジョンがあったか?というとお店に関しては具体的なものはなかったです。笑
このご縁がなければ出店することも、それによって得た経験や成長や仲間もなかったと思うと、本当に私は運と縁に恵まれているなと心から思っています✨

私は、事業立ち上げの準備にかなり時間をかけてきました。
何の事業を扱っても結果を作れる経営者の視点や思考、判断力、資金調達力、資金繰り、リーダーシップ、組織作り、集客力などをつけてきました。
今回のサロン出店で、チャンスがきたときにすぐに掴んで形にできる力をつけてきたということを自分自身に証明でき、確信が入りました。
これが、今回のサロン出店で得た一番大きいものかもしれません。

立ち上げ準備期間に、一緒に仕事をする仲間を集め、応援してくれる友人をたくさん作り、大事にしてきました。
実際に、素敵な職業観を持つ仲間と仕事ができる素晴らしさや頼もしさ、お店に足を運んで応援してくれる友人のありがたさを体感しています。
そのおかげもあり、サロンはOPEN初月から黒字化経営でスタートを切りました。


引き続き、自分の経験から学び、人との出会いを大事にし、社会に貢献する事業を創っていきます。
2024年はさらにステージアップする1年にします!

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集