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『該当者』

他人事として捉えてはいけないというのはたぶん詩歌においても同じだろう。
書かれたものだから、決まりがない自由なものだから、独特な文化だから。そうして少し流されがちだけど、実は結構こうして読んでくださっている「あなた」の為に書いてます。
なんて想いを抱きながら詩います。

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『該当者』

痛みにも傷にも持ち主があるものです。必ず。

真夜中の深層回診
金魚を照らすブルーライト

御加減如何?

神になれなかった私たち
お手々繋いで仲良くしましょ

雪を見ながら昔でも思い出してみますか?

あなたは「愛されていた」

とめどなく

あなたは「愛されていた」

人並みに

あなたは「愛されていた」

夜の闇より深く

あなたは「愛されていた」

あなたが想定した以上に

あなたは「愛されていた」

終わりを形成するものは残骸だけではない

そこから生まれ出る熱が

必ずあなたの後悔を解ってくれる

信じられませんか?

けれど私は信じているのです

星が落ちてくる

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