【本レビュー】真贋 吉本隆明
こんにちは、シフクです。
アクセサリーブランド、Faciata(ファシアータ)を運営しながらフリーランスでアパレルブランドをお手伝いしています!
きっかけ
これも手に取ったきっかけを忘れてしまった。。何かしら人文学の本を読んでいたときに出てきたものだと思うけど、定かではない。作者は吉本隆明。改めて考えるとどんな方だったのだろかとわからなかったのでリンクを貼っておきます。
ほぼ日刊イトイ新聞では講演のアーカイブを公開していますので、気になった方はこちらもどうぞ。
さまざまな論点の視点が書かれている本で、1つが短いのでサクッと読み切れる、そして少しそのことについて、考えることもできる、そんな1冊です。
ややこしいことは書いていないので、どなたでも読みやすいかと思います。
ここからは僕が気になったところをピックアップしていきます。
日本人の精神活動の根源は神道
日本人の起源と言われて、グッと内容に引き寄せられました。商品を作るにあたって日本的なものって何なのか、ということを考える機会があり、色々考えたのだが1つ行き着いた答えとしては神社やお寺のような仏教や神道にまつわるところにある、モチーフだったのです。
神社に行くとさまざまなモチーフがありそれを今に転用するのも面白いかもと考えていたでのすが、やはり先に考えていた人はいてもう作られていませんが。。
その時に、日本の文化について自分はあまり知らなかったんだなと思いました。前に何かで書かれていたのは日本人は日本の良さを外国人に説明することができないと。
外ばかりを見てしまい、今いる環境をないがしろにしてしまう。灯台もと暗しの状態。新しいものばかり追いかけず、古いもの、昔ながらのもをもっと深く見ることも大切だと思いました。
人の魅力は30代半ばから
全くもって自分に都合のいいように受け取った言葉です。人って歳をとると謙虚にしたほうがいいと、エゴをむき出しにしない方がいいと、それが美徳に思われている、と思います。
けど実際そんなことしても、人生は全く面白くありません。見た目に引け目を感じるのなら若造りして見た目に自信を持ったらいいと思うし、自分がやりたいように子供のように生きるのがいいと思っています。
youtuber の鴨頭さんが「challenge like a baby」とよく言っていますが、本当にそうだなと。ましてや今や人生100年時代です。ボクは42歳なのですが、80歳までは働こうとしています。定年60歳の時よりも20年も多く働かないと行けないので、あと40年働くと考えると、昔で考えたらまだ30歳そこそこの段階です。
なので見た目もパワーも若々しくなければいけないし、それを維持するためには絶えずチャレンジしなければと思っております。
人間の中の普遍性と革新性
人間の欲は果てしないもので、満足することはない。その満足に悩みそしたまた新しいことを欲するのだ。
人間が持っている現状維持バイヤスとは全く反対のことを言っている。しかしこれは確かにあり得る。
可愛い服が欲しいと出世したいとか、有形無形いろんなものに欲は発生する。以前読んだ孤独の教えでは、欲を抑えるために必要最低限の暮らしがいい、と書かれていた。
正しくその欲を追求することが大切で、その先の本質は何かということを常に考えることが大事なのかと思いました。
例えば、今はいろんな情報が飛び交ってきます。直感的に判断してしまうとアレが欲しい、これが欲しいとすぐに飛びついてしまいがちです。
そうではなく、なぜ自分はこのモノを欲しているのかをきちんと考えることが必要です。むやみやたらに飛びついたらぼったくられるかもしれないし、実際は不要だった、となるかもしれない。
自分がそのモノ、コトを手に入れたいのはなぜなのか、その背景をきちんと分解して知っておく必要があるのではと。
とは言っても考えるのが面倒な時は衝動的に買ってもいいかもしれないが、自分のキャリア形成とか、どんな人間なりたいとかは、やりながらでもいいので考える機会を持った方ががいいのではと思いました。
まとめ
色々と語ってくれている本なのですが、バシッとこうしろ!っていう結論は出ていないんですよね。人生は人それそれ違うんでこうしろなんて断言できない。あくまでも提案の1つとして自分の経験を語ってくれています。気のいいおじさんの話を聞いているようで、心地よよく感じました。
最後に告知
です。
ぼくが運営しているアクセサリーブランドのWEBサイトはこちらです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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