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出来る人ほど分かりやすく考える

仕事で接していて優秀だなと思う人ほど、分かりやすく考えているなーと感じる。

思考がわかりやすい。言葉がわかりやすい。
短文で喋るし、短文を書く。
メールはめっちゃ短い。
抽象度も自在にコントロールする。
状況に応じて、広い言葉を使うこともあるし、ピンポイントで具体的な言葉を使うこともある。
要点を掴むのがうまい。

私はと言うと、物事を複雑化させるのが得意だ(汗)
細部にこだわってしまったり、厳密性を大事にしてしまったり、近視眼的になって、いちばん大事なことを忘れてしまったり抜かしてしまったりする。。。
要点を掴むのに時間がかかる。。。

例えば同じプレゼンを聞いても、私は何がなんだかわからなかったり、前提から疑ってしまったり、あれもこれも「なんで?」と疑問が湧きすぎて収拾がつかなくなる。

けど出来る人は「要はこういうことを言いたいんでしょ?」とか、「これやっとけばOKってことでしょ?」とか、呑み込みが早い。

これを分析すると、出来る人は「シンプルに」捉えているのだと思う。

ところで、だいじなことって、だいたいシンプルだと思う。

「要は、売り上げを伸ばしたいんでしょ?」
「要は、競合にどう勝てばいいか考えればいいんでしょ?」
「要は、発注してもらえればいいんでしょ?」

こんなイメージだ。

KISSの原則というのがあるらしい。
「Keep it simple, stupid.」
シンプルにやりなさい、ということらしい。

単純に考えるといいことをいくつか挙げてみる。

①工数が少なくて済む。
→何か仕事をする時の工数が少ないから、仕事が早くなる。

②無駄が減る。
→例えば、「今日雨が降るかもしれないから傘を持っていこう」「汗をかいた時の為にタオルを持っていこう」とかとか複雑に考えるとムダが増える。

複雑性はときに「きめ細やかさ」とも言える。しかし実際仕事をする上では、時間と労力という制約があるので、あまり適さないことが多い。

③目的まで最短距離で到達できる。
→メールで喩えると分かりやすい。

A:いつもお世話になっております。XX案件の△△のお見積りを頂戴できますでしょうか。お手数をおかけしますが何卒宜しくお願い致します。

というメールと、

B:こちらのお見積りをください。

というメールでは、Bの方がシンプルで最短距離である。

まとめ

単純さとは、足し算ではなく引き算的なのかもしれない。
今後も行き詰ったら単純に考えるという発想に立ち戻りたい。

また、E=mc²という有名な式もシンプルであるように、真理というのはシンプルで美しいものなのかもしれないと思った。
(こちらの科学の話は、頂いたコメントから示唆を得て、追記させて頂きました。)

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