Shicci

Vita Activa(ビタ・アクティバ)株式会社 代表取締役CEO。EducationFirstの主催する留学コンテストで1万8000人の応募者から一人に選ばれてサンフランシスコ留学をしていました。1996年生まれ。アプリ企画/UIデザイン/エンジニアリングやります。

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    おもしろい写真を撮るには?という観点でテクニックやアイディアをまとめています。Instagram : @efshicci

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DifyでHyDEの実装をしてみる

HyDE(Hypothetical Document Embeddings)は、大規模言語モデル(LLM)を活用して検索性能を向上させる手法です。この手法の特徴は以下の通りです: クエリ拡張:ユーザーの検索クエリを基に、LLMを使って仮回答を生成します。 エンベディング生成:生成された仮想文書からエンベディング(ベクトル表現)を作成します。 類似度検索:このエンベディングを用いて、実際の文書コレクションから類似度の高い文書を検索します。 例えばユーザーから「太陽光発電

    • 山でモツ煮をこぼして気づいた無責任さ

      登山に行くたび、山の魅力にどっぷりとハマってしまう僕ですが、今回の登山はまさに「修行」と呼ぶべきものでした。目指すは北アルプスの奥穂高岳、標高3190メートル。ルートは上高地から涸沢を通り、穂高岳山荘へ。朝6時30分に上高地を出発し、お昼過ぎに涸沢カールに到着しました。多くの人はここで一泊して翌日山頂を目指すようですが、僕はどうしても朝焼けを頂上から見たくて、そのまま一気に1200メートルを登り、穂高岳山荘を目指すことにしました。 18キロメートルを歩いて、もうすでに体力的

      • さよなら、分業制

        「器用貧乏」—— この言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか? 多くの人にとって、「器用貧乏」は決して褒め言葉ではありませんでした。何でもそこそこできるけれど、どれも中途半端。器用だけれど、それで大きな成功を収めることはない。そんなネガティヴなイメージが付きまとう言葉でした。 しかし、今、この「器用貧乏」という生き方が、全く新しい意味を帯びつつあると思っています。 AIの急速な発展、働き方の多様化、そしてイノベーションの重要性が増す現代社会において

        • DifyをつかったAI構築: RAG検索の精度向上テクニック

          最近、テック業界で話題になっているDifyをご存知でしょうか?AIアプリケーション開発を簡素化するこのツールは、多くの開発者の注目を集めています。本記事では、Difyの概要と、AI技術の一つであるRAG(Retrieval-Augmented Generation)の精度を向上させるテクニックについて解説します。 (この記事はDifyについては聞いたことがある、少しは触っているという方を想定しています。) Difyとは?Difyは、AI機能を持つアプリケーションの開発を支

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          結局、ブランディングとはなんなのか?

          「ブランディング」とは、とても曖昧な言葉だと思っています。そもそもブランドという言葉が曖昧です。そして、そのブランドを確立させる活動がブランディングですから、なおさらに曖昧です。 私は昨年に採用ブランディングの仕事に取り組みました。それまで、デザイン思考を活用した課題の抽出方法や、UIやUXデザインの仕事の経験は積んでいましたが、ブランディングとしての仕事は未経験でした。そして「ブランディング」という言葉の曖昧さと格闘することになりました。 このブログ記事では、私なりにブ

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          組織として成功(しなさい)

          不知の自覚をせよ「無知の知」はソクラテスの考え方として有名です。「無知の知」は「不知の自覚」とも言い換えられるそうですが、僕はこちらの方が直感的に理解できる気がします。 自分が知っている(知らない)範囲を明確に自覚することで、謙虚な知への向き合い方が生まれます。 私がこの不知を自覚したのは、23歳で起業に失敗した時でした。起業家はしばしば、「これは絶対に成功する」という思い込みにより、現実を見誤ります。私もその例に漏れず、失敗を通じて自分の無知を痛感しました。 新しい事

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          Netflixのカルチャーを学んだら、国家も100世代幸せな家族も、創れそうだと思った

          この半年間、企業の中でブランディングの責任者というポジションを任され、企業のビジョン・ミッション・カルチャーを考え抜いてきました。 最近だんだんわかってきて、この3つを使いこなすことができれば、なんでもやれる気がしてきました。 長く繁栄する組織・団体には必ずビジョン・ミッション・カルチャーが必要なんです。 組織・団体は、そこに所属する個人の集まりです。でも、それはただのバラバラ好き勝手な個人の集まりではなく、組織としての意味がある集まりなんです。 そして、ただの個人の集合

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          ド素人がChat GPTなどのAIを駆使して映画脚本っぽいものを作ってみる

          私は脚本やらストーリーの創作やらについてはまったくのド素人です。なので、これから書くことについてアイディアのヒントになればくらいのテンションで、温かく読んでください。 この記事は3日くらいで有料化するかもしれません。Chat GPT-4、NotionAI、Midjourney全部課金してるので、その分くらいは回収したい。 ログラインを作成するさて、ドラマやら映画やら漫画やらの作品を作るにあたって、ログラインを作ることが重要らしいです。 ログラインってなんですの?Chat

          ド素人がChat GPTなどのAIを駆使して映画脚本っぽいものを作ってみる

          とんでもない時代がやってきてしまった

          とんでもない時代がやってきてしまった。これから私たちの社会は、経験したことのないようなカオスに突入するかもしれません。 これから私たちを襲うカオスは、「アメリカが創り出した世界秩序の崩壊」と、「AIの進歩」の2つの巨大な地殻変動によって引き起こされると考えます。 私たちは戦争や革命、職の喪失、既存のヒエラルキーの崩壊に直面する可能性があると考えていますが、それは荒唐無稽な妄想と思われるかもしれません。もしそんな世界が来るとするならば、どうやって生き抜いていけばよいのでしょ

          とんでもない時代がやってきてしまった

          サルでもわかる資産運用② 市場には季節がある?

          前回の記事で、インフレ対策のためにも投資をする必要があることを伝えました。でも、具体的に何にどのように投資をすればよいの?という疑問があるだろうと思います。 投資といえば何が多い浮かびますか?株式、仮想通貨、FX?国債なんていうのもありますし、投資信託やETF、あるいはウイスキーやスニーカーのような物への投資も聞きます。 「投資が必要ならオレはネットフリックスの株でも買おうかな」「今ビットコインが買い時かも」いやいや、ちょっと待って。 それでは、木を見て森を見ずになって

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          サルでもわかる資産運用① インフレであなたの資産が減ってしまう?

          この記事は自分の家族や兄弟、まわりの友達たちに向けて書いている原稿です。今、経済には大きな変化がやってきています。そのためには適切な手を打っていかなくてはいけない。でも、経済のことは難しすぎてわからない、という人がほとんどです。何もしないならまだしも、不安に思ってしまって怪しい投資話に乗ってしまい資産を盗まれてしまっては、元も子もありません。 そこで、正しい経済の現状認識と対策をできるかぎりわかりやすく、書いてみることにしました。子どもでもわかるように、あえてサルでもわかる

          サルでもわかる資産運用① インフレであなたの資産が減ってしまう?

          「花束みたいな恋をした」を観た。え、めっちゃ視聴者をバカにしてない?

          Netflixで10月16日に公開された、「花束みたいな恋をした」という映画を見ました。興収30億円、観客動員数223万人以上のヒット作品となったらしい。映画館では2021年の1月に公開されてるらしいので、話題としてはちょっと乗り遅れているものの、いろいろ感想を書きたくなる話でした。 大丈夫か、視聴者めっちゃバカにされてるぞ? まず、この映画の主人公に対する認識を改めておきましょう。主人公の二人には菅田将暉と有村架純が起用され、エモい絵作りで素敵なラブストーリーに見えてい

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          スタンフォードに進学した、ピンクの髪の少女の炎上が、ヒトゴトとは思えなかった

          徳島の高校からスタンフォード大学に進学したピンクの髪の18歳の少女が、その経験を書いた本を出版したところ、Twitterで大炎上してしまいました。 彼女の炎上騒ぎは、僕としてはとてもヒトゴトとは思えないことでした。 徳島で育った「問題児」である彼女は、スタンフォード大学に受験したところ、合格し、留学をして、そしてその経緯を本にして出版しました。 その本のなかで彼女は、「味方無し」「お金無し」「英語力無し」の3つの逆境を乗り越えて、スタンフォード大学に合格をしたと、うたい

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          野生の熊から逃げていた僕が、東京でIT社長になるまで。

          こんにちは。七田人比古(しちだ・ひとひこ)です。 今回は、僕のことを知ってもらいたくて、少し長めの自己紹介を書いてみました。 僕のことを知ってる人も、知らない人も、読めば、「七田ってこんな背景を持っているヤツだったんだ」と、僕の人となりがわかっていただけるのではないかなと思います。そこからお互いの共通点の発見など新しい何かが生まれたら嬉しい限りです。  ■東京生まれ日光の山奥育ち 1996年5月4日、僕は東京都葛飾区で生まれました。父は建築雑誌の編集者で、母はファッシ

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          2021年に読んだ87冊からおすすめ書を紹介

          2021年に読んだ87冊の中からおすすめ書を紹介します。読んだ本を記録するとその年に関心を持ったことを整理できてよいですね。100冊が目標でしたが届かず。2022年には達成したいと思います。 負債論: 貨幣と暴力の5000年 / デヴィッド・グレーバー「物々交換の効率化のために貨幣が発達した」という経済学の神話はデタラメだった。人類学者の観点で膨大なファクトを元に、負債と暴力の歴史を明らかにする本。 この本は私のお金の価値観を根本から変えてしまいました!負債論に関する記事

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          戦略マネジメントゲームで考えるマーケティング戦略

          戦略マネジメントゲームは、プレイヤーひとりひとりが社長になり製造業の会社経営をして、4,5人で利益を出すことを競うボードゲームです。ゲームというわりには、まるで仕事をしているような濃密な学習ツールです。 会社では1年を1期として会計をくぎりますが、戦略マネジメントゲームでは1時間で1期をこなします。1時間のうち前半2~30分は経営の時間です。 テーブルの真ん中には市場をあらわすボードがあります。社長は手元にある資金を使って、工場を建設し、人を雇い、市場から材料を購入して加

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