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【保存版】初心者マーケターが読むべきマーケティング本 | 厳選7冊
これからマーケティングを勉強したいと思っても、マーケティングは範囲が広すぎてどれから手をつけていいか分かりません。
そこで今回は私が過去200冊ほど本を読んだ中から、マーケティング未経験者や初心者マーケターにオススメの書籍を7冊に厳選してご紹介します。
・【未経験レベル】にオススメのマーケティング本2選
・【初心者レベル】にオススメのマーケティング本2選
・【駆け出しレベル】にオススメのマーケティング本3選
マーケティング本の読み方のススメ
まず最初にマーケティングを書籍で学習する際のポイントをお伝えします。
それは、最初の頃は何冊も本を読み漁るのではなく、厳選された本を理解できるまで何度も読むということです。ここで紹介する7冊を繰り返し読めばマーケティング初心者を抜け出すことができます。
また、本記事では読むべき順序で本をご紹介しています。内容のレベルや読みやすさを加味して選んでいるので、迷ったらこの順番で読み進めてください。
【未経験レベル】にオススメのマーケティング本2選
まずは未経験に近い状態からマーケティングを勉強する方にオススメの書籍を厳選2冊ご紹介します。
ここでのゴールは「マーケティングとは何か全体像を理解すること」です。マーケティングとは何でしょうか?という質問に対して自分なりの答えを出せる状態を目指しましょう。
▼紹介する書籍
1冊目:ドリルを売るなら穴を売れ
2冊目:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
◆ドリルを売るなら穴を売れ
最初の一冊目はマーケティング入門書の中でも最も有名な「ドリルを売るなら穴を売れ」です。ストーリー形式でとても読みやすく、マーケティングをやさしく解説しています。
タイトルは「人はドリルを買うのではなく穴を買っている」という例え話から来ています。人は商品ではなく、商品を通じて得られる価値や期待する未来を買っているというビジネスの本質を表しています。
マーケティングの全体像や、4つの理論(ベネフィット、セグメント、差別化、4P)を学ぶことでマーケティング感覚が身につきます。
▼この本の特徴
・マーケティングの基礎中の基礎をストーリー形式で学べる。
・マーケティングの4つの理論が学べる。
・マーケティングの全体像が理解できる。
◆USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
元USJのマーケティング責任者として奇跡のV字回復を成し遂げた森岡毅氏の著書。タイトルのたった1つの考え方とは「マーケティング思考」を指しています。
この書籍のおすすめポイントは戦略について学べることです。戦略が何か分からない人でもすぐに実務に活かせるような明快なフレームワークを提示しています。
未経験でも分かりやすいように本格的なマーケティングの考えたや戦略について学ぶことができます。
▼この本の特徴
・マーケティングの本質が何かを学べる
・戦略を考える際のフレームワークを学べる
・マーケティング思考を活かしてキャリアアップする方法がわかる
【初心者レベル】にオススメのマーケティング本2選
マーケティングの全体像はわかったけど具体的にマーケターが何をすればいいか分からないといった人にオススメの書籍を2冊ご紹介します。
ここでのゴールは「マーケティングの大枠の流れやマーケターの思考法を理解すること」です。
▼紹介する書籍
3冊目:沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲−
4冊目:USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
◆沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲−
とてもふざけたタイトルと表紙に見えますが、中身はとても骨太で本質的です。今やマーケティングの主戦場であるオンラインでのマーケティングをテーマにした本です。
経営が傾いたオーダー家具販売の会社をマーケティングにより救うストーリー形式になっており、マンガのような読みやすさです。Webマーケティングの全体的な流れを学ぶには最適な入門書です。
▼この本の特徴
・オンラインマーケティングの全体感をつかめる
・SEOやコンテンツマーケティングといった具体的な施策が分かる
・マンガのようなストーリー形式でサクサク読める
◆USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
再び元USJのマーケティング責任者である森岡毅氏が書いた著書です。森岡氏が実際にUSJを再建する様子がリアルに描かれており、実践的な考え方や思考法を学ぶことができます。
特に参考になるのがアイデアの発想方法です。イノベーションフレームワーク、戦略的フレームワーク、数学的フレームワークの3つの方程式によって誰でもがアイデアを出せる方法を紹介しています。
第一線のマーケターはどう考え、実行に移してきたのかを学べます。
▼この本の特徴
・マーケティング施策のアイデアの出し方が分かる
・現場のリアルなマーケターの苦悩や経験を理解できる
・マーケターに求められる視点やマインドが分かる
【駆け出しレベル】にオススメのマーケティング本3選
上の4冊を読んだならマーケティング思考の土台は身についています。しかし、まだ実践的なレベルではありません。最後は実践的なマーケティングのノウハウを学べる3冊をご紹介します。
ここでのゴールは「自身でマーケティングの施策を考え、企画できるようになること」です。
▼紹介する書籍
5冊目:あなたの会社が90日で儲かる! 感情マーケティングでお客をつかむ
6冊目:デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法
7冊目:売れるもマーケ当たるもマーケ | マーケティング22の法則
◆あなたの会社が90日で儲かる! 感情マーケティングでお客をつかむ
日本一と名高いマーケター神田昌典氏の著書。儲かるというワードとピンクの表示が怪しい雰囲気を出していますが、書いてある内容は極めて本質的です(ちなみにこの表紙や怪しいコピーは全て神田氏のマーケティングテクニックです)。
売れ続ける仕組みを作るために以下の4ステップについて詳しく解説しています。
1. 購入の可能性のある見込み顧客を集める
2. 見込み顧客に商品の価値を教育する
3. 商品を購入してもらう
4. リピーターになってもらう
広告やコピーライティングにも触れており、非常に実践的な内容となっています。
▼この本の特徴
・感情に訴えることで反応率の高い広告を作る手法が分かる
・お客様が思わず買いたいと思うようなコピーの作り方が分かる
・広告費がなくても売れ続ける仕組みの作り方を理解できる
◆デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法
デジタルマーケティングにフォーカスして戦略と戦術について詳細に説明されています。デジタルマーケティングについては一旦この本を読んでおけば問題ないです。
細かなテクニックではなくもっと本質的な「マーケティングとは何のためにあるのか?」に前半部分を使っています。また、戦略の考え方もマーケティング全てに通じる普遍的な方法を紹介しており、デジタルマーケティングに関わらず汎用性の高い一冊です。
▼この本の特徴
・デジタルマーケティングの全体感を理解できる
・KPIの設計方法や具体的な施策の優先順位が分かる
・すぐに実践して売上を上げられる手法が紹介されている
◆売れるもマーケ当たるもマーケ | マーケティング22の法則
最後は数多くのマーケターがバイブルとして挙げる名著です。洋書のマーケティング本はハードルが高いので初心者にはオススメしませんが、この本だけは紹介させてください。
この本に書かれる法則は、刊行後25年が経った今でも現役で使える本質的なものばかりです。一貫しているテーマはマーケティングとは商品の戦いではなく、お客様の知覚を巡る戦いであるということです。
良い商品の良いところをアピールするだけではモノは売れません。お客様の頭や心の中に入り込み、商品を深く知ってもらうことが重要です。
この本の22の法則を学べば、どんな状況でも突破口を開くことができるはずです。
▼この本の特徴
・本質的なマーケティングの法則を22個にまとめている
・マーケティングにおける知覚の重要性が理解できる
・お客様の心の中に入り込み、ブランドを築く手法が分かる
以上、7冊をご紹介しました。
他にも紹介したい書籍は山のようにあるのですが、冒頭でお伝えしたとおりマーケティング初心者の頃はこの7冊を徹底的に読み込むことをオススメします。
また後日に初級者・中級者以上のためのマーケティング本の紹介記事を公開するので、よろしければフォローいただけますと幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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