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“引っ越し先がヤバかった”系の中でも断トツで面白い!「悪魔の棲む家」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(447日目)

「悪魔の棲む家」(2005)
アンドリュー•ダグラス監督

◆あらすじ
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74年11月、ロングアイランドで一家惨殺事件が発生した。犯人である一家の長男は「家が命じた」との言葉を残す。それから1年後、ジョージ・ラッツは妻と3人の子供と共に件の屋敷に引っ越してくる。やがて奇妙な出来事が次々と起こり始め…。(公式より引用)
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“引っ越し先がヤバかった”系の作品って古今東西ありますけど、大体どれも当たり障りのないベタな展開なのでちょっと期待していなかったんですけど

今作はその中でも群を抜いて面白かったです!

現在、アマゾンプライムやU-NEXTで配信中です。

「悪魔の棲む家」(1979)のリブート版です。

“引っ越した先で怪奇現象が次々と起こる”

という王道の展開なので類似作品も多く、差がつきづらい中で今作はごく自然に家族の関係性や過去の出来事を丁寧に描いており非常に奥行きがありました。

秒で逃げる神父さんもいい味出してました。

また霊の見せ方も上手く、ジャンプスケアも絶妙で怖さ的にもかなり良かったです。

しれっと映り込むのがまたいいですね。

霊に取り憑かれた父親•ジョージが日が経つにつれて常軌を逸していく様子がとてもリアルで、正常な部分がありつつも近寄りがたく、何をするか分からない危険性を常にはらんでおりとてつもなく恐ろしいです。

顔や目もどんどん怖くなっていきます。

ジョージの視点から“どう見えているのか、何が聞こえているのか”を見せる演出もすごく良かったです。

一歩間違えれば大怪我をするようなやり方で薪割りを無理やり手伝わせることで“長男ビリーとのパワーバランスの変化”、“優しい父親はもういない”という現状を見せるシーンは特に素晴らしかったです。

ちなみに娘のチェルシー役は当時8歳のクロエ・グレース・モレッツです。今作で注目を浴び、ヤングアーティスト賞にノミネートされました。

ラストの展開も非常に秀逸で最後の最後まで面白かったです。オススメです!

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