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コメディとグロのバランスが絶妙!“あくが強いグレムリン”「クリッターズ•アタック!」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(442日目)

「クリッターズ•アタック!」(2019)
ボビー•ミラー監督

◆あらすじ
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小さな学園都市に不時着するや、出くわす生き物を片っ端から食い尽くす謎のエイリアン、クリッター。ドレアと彼女が世話をしている子供たちは、凶暴で極悪非道なモンスターから必死で身を守ろうとする。果たしてドレアは勇気を振り絞り、クリッターの襲撃を止めることができるのか?!(公式より引用)
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キモカワのエイリアン“クリッター”が暴れまわる人気SFパニック映画「クリッター」シリーズの第5作目(リブート版)です。

それまでの4作は現在どこのサブスクでも見当たらず、レンタルのみのようです。今作が非常に面白かったので今後TSUTAYAで探してみようと思います。

ちなみに今作は2月末までアマゾンプライムの100円レンタル対象なのでもしよければぜひ!
(
リブート版なので前作などを見ていなくても全然大丈夫です。)

テレビ東京の午後のロードショーで放送してそうなちょうど良いB級感でとても好きでした。

大好きで何度も見返した名作「グレムリン」(1984)のあくを強くしたバージョンと言いますか、「クリッター」の1作目の公開が1986年なのでおそらくですけど大分影響を受けたのではないでしょうか。

“クリッター”のデザインはキモカワで中々に愛おしいのですが、やはりグレムリンのような国民的キャラのポジションは確立出来そうにない絶妙なレベルです。でも個人的にかなりハマったのでグッズとかあったらぜひ欲しいです。

グレムリンほどのポップさはないです。

個体数も多く、それぞれ片目が潰れていたり、剥げていたりと個性的でした。(このあたりのキャラ付けの仕方もグレムリンっぽいですね笑)

物語の鍵を握るクリッターの女王•ビアンカはとても可愛らしく、終盤の戦闘シーンも必見です。

移動の際は球体状の毛玉になって転がるというキュートさを持ち合わせいますが、非常に凶暴かつ好戦的で、ときには合体して大きな球体となって人間を圧死させます。また、車に忍び込んでのストーキングや無線のケーブルを食いちぎって連絡を取れなくするなどの狡猾さも兼ね備えています。

こんな感じで大きな球体になって人間を追いかけたり、移動をします。
車の運転もお手の物です。

一方で弱点はパトカーのサイレンなどの“高くて大きい音”です。サイレンなどを聞かせられると悶絶し、最終的に破裂します。

ストーリーはテンポがよく、登場人物の人数やそれぞれの出番の多さに関してもバランスが取れていて無駄がありません。90分弱というちょうど良い尺の中で十分に魅力が伝わると思います。

ヒロインのトリッシーがべらぼうにかわいいです。

バウンティハンターのディーおばさんの存在はいささか唐突な感じもしましたが、そもそも第一作目はバウンティハンターが主人公のお話であり、ディーおばさんを演じたディー・ウォーレスは何を隠そう第一作目の主人公でした。

ディーおばさん役のディー・ウォーレス

今作では諸事情により一作目とは異なる役名ではありますが、いかにも普通のおばちゃんがどデカい光線銃をぶっ放す姿は爽快そのものです。

ラストは良い意味で「そこで終わるの!?」といういかにもな締め方で心を掴まれました。突如現れたエイリアンによる死者多数の甚大な被害が出ているにも関わらず、この町だけで物語が簡潔しているあたりもB級映画っぽくてとても好きです。

肩ひじ張らずに、お菓子とかを食べながらダラダラ見るのにピッタリな作品だと思います。

☆この度ホームページを開設しました!
もしよかったら覗いてやってください。

渋谷裕輝 公式HP↓


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