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実写版でも回避できないバッドエンド!ひぐらし実写第二弾「ひぐらしのなく頃に 誓」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(604日目)

「ひぐらしのなく頃に 誓」(2009)
及川中監督

◆あらすじ
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昭和58年、離婚した父親と一緒に人里離れた雛見沢へとやって来たレナは平穏な毎日を送っていた。彼女は最近東京から転校して来た圭一や、世話好きの魅音らとも仲良くやっていたが、実は両親の離婚のトラウマがあった。そのせいか父の新しい恋人にもなかなかなじめずにいた。(Filmarksより引用)
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先日視聴した実写版「ひぐらしのなく頃に」の続編にあたり、監督•脚本は引き続き及川中氏が務めています。

キャストも基本的には続投していますが、大石刑事役は杉本哲太さんから大杉漣さんへと変更されています。杉本哲太さん演じる大石は切れ者で仕事ができる有能刑事、大杉漣さん演じる大石は人情派のベテラン刑事という感じで、御二方それぞれの良さが出ておりどちらの大石も良かったです。

圭一役の前田公輝さんをはじめ、女性キャストも全員そのまま続投されています。(sp.b-ch.comより引用)

前作では

『山奥にある雛見沢村に引っ越してきた主人公の圭一がある事件に遭遇したことをきっかけに、周囲の人々の様子がおかしくなっていく』

という風に、圭一の視点で物語が展開していき、現実と幻覚の境目が徐々に分からなくなり最悪の結末を迎えるという終わり方でした。

前作はこちらから↓

そして続編となる今作では基本的にヒロインの竜宮レナの視点で物語が展開していき、「あれって結局どっちだったの?」みたいな前作で残した謎を回収するとともに、ラストはハッピーエンドに着地するかと思いきや、またもや最悪過ぎる結末を迎えるなど原作ファンを裏切らない構成となっています。

ヒロインの竜宮レナ(at-x.comより引用)

今作はアニメ第1期の「罪滅し編」(22~26話)をベースとしていますが、他の編の展開も盛り込んでいたり、尺の都合かところどころ端折っている部分もありました。

ちなみにアニメ第1期(2006年4〜9月)は全26話の2クールで、原作でいうところの出題編(鬼隠し編、綿流し編、祟殺し編、暇潰し編)の4編と解答編(目明し編、罪滅し編)の2編の計6編で構成されており、出題編では多くの謎を残しつつ毎回最悪な結末を迎え、解答編ではそれまでの謎や伏線を回収しつつ、雛見沢村に隠された真実などが明らかになっていくという展開になっています。

なもんで、実写版の前作は鬼隠し編をベースとしているため出題編、続編となる今作は罪滅し編をベースとしていることから解答編と捉えても良いのかなと思います。

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Filmarksより引用

前作で残された謎が明らかになったり、伏線回収はあるものの、先述した通り尺の都合でところどころ端折っていたり、他の編のエピソードが入っていたりします。そのため原作を知らない人が見ると「なんでそうなったのか」という物語の大事な根幹が最後まで不明瞭なまま気づいたら終わっていたということもありえると思います。

なのでこの「ひぐらしのなく頃に」の実写版に関しては原作をある程度知っている状態で見たほうがより楽しめるのではないでしょうか。

でも個人的には解答編となる今作のほうが展開も分かりやすく、レナのバックボーンに関しても尺の許す限りではあるもののしっかり描いているため作品の世界観にも入りやすく楽しめました。前作と併せて一気に両方見るのが一番良いかもしれません。

松山愛里さん演じる竜宮レナ
(Amazon.co.jpより引用

分校の屋根の上で大ナタを持ったレナと金属バットを持った圭一が戦うクライマックスは実写だからこそできるカメラワークも相まって相当見応えがあり、すごく良かったです。

グロ描写も中々のクオリティで、喉の傷口から大量の蛆が飛び出してくるシーンなどは特に印象的でした。欲を言えば、磔にされた沙都子が魅音に包丁で滅多刺しにされるシーンや梨花が壁に突き立てた包丁で何度も自分の首を刺して自害するシーンなどを実写にしたらどうなるのかなども見てみたかったです。

oricon.co.jpより引用

あんまり評判はよろしくないけど、見てみたら中々に面白い(あくまで私個人の意見ですが)ということが判明した「ひぐらしのなく頃に」実写版でしたが、実はその後にもう一度実写化していることをご存知でしょうか?

それは2016年にBSスカパー!にて全6話で放送されたドラマ版です。

Amazon.co.jpより引用

主人公の圭一役を稲葉友さんが務め、その他のメインキャストはその前年である2015年に結成されたNGT48(新潟を拠点とするAKBグループ)のメンバーからオーディションを経て決まりました。

natalie.muより引用

こちらも2016年の5〜6月に出題編となる6話を、同年11〜12月に解答編となる4話をそれぞれ放送しています。こちらに関してもぜひ視聴してみたいんですけど円盤の販売のみで配信とかは無さそうですね。

☆この度ホームページを開設しました!
もしよかったら覗いてやってください。

渋谷裕輝 公式HP↓


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