【#5越後姫日記】収穫を迎えて改めて感じる越後姫の繊細さ
こんにちは。
先週はどっさり雪が積もり、苺ハウス周辺の雪かきで連日の午前中が丸つぶれした新発田ファームです。
雪かき部隊、お疲れ様でした!頑張った!
そして、そんな中待望の収穫を迎えました。
今回は収穫を迎えての想いを綴っていきます。
気持ちは24時間テレビのフルマラソン
越後姫の初収穫を迎えての率直な気持ちを高橋に聞いてみました。
「ひと言ではまとめられないけど、やっぱり1番は嬉しいのと安心です。本当手探りだったから、ここまで長った・・・。無事実ってくれて本当に良かったです。あと・・・」
あと・・・???
「クラウドファンディングの皆さんに、返礼品をちゃんと用意できそうで肩の荷が下りた気分です(笑)」と高橋。
現在100人以上の方に支援者となって頂いている状況だったので、彼の内心は常にハラハラだったそう。
支援者の皆さん、返礼品は無事ご用意できそうです!ご安心くださ~い!
ということで、愛情込めて育てた越後姫がこちらです。
私もささやかながら裏で見守ってきたので、つい感動。
この気持ち、何年経っても忘れず持ち続けていきたいですね。
試食させてもらうと、「甘くて果汁たっぷり!」「農家さんってすごい!」と語彙力0なコメントを残すブログ担当・井上でした。
ZARD「負けないで」がBGMに流れている新発田ファームですが、なんのこれからずっと続く苺栽培。
ひと息ついたら切り替えて、次の課題へと向かいましょう。
「美味しそう!」を探して
収穫を迎えてた苺は、パック詰め作業へと移ります。
ただなんでもかんでも詰め込んでいけばいい訳ではなく、色や形を見て識別し、重さによってサイズ分けをし詰めていきます。
これが、見た目以上に難しく一筋縄ではいかないのです。
実は昨年も行ったのですが、最盛期を迎える前にもう1度パック詰めの修行に師匠の元へ行ってまいりました。
早速お手本を拝見。
・・・・・早!!
手さばきが早すぎて、簡単そうに見えてしまう。
ところがどっこい、やってみると綺麗な方向や美味しそうな見せ方が自分基準。これで大丈夫なのか不安でモタモタしてしまいます。
更に、苺に触りすぎると手の熱で傷みやすくなってしまうため基本ヘタを持って作業を行うことも意識しながらなので、なおさらモタモタ。
だんだん口数が減っていくモタモタ部隊に「おめさんら(君たち)も経験していけば、できるようになる。大丈夫だ」と師匠から優しいお言葉(感動)。
粒と粒の間に当てはめていくように置いていくのですが、こんもりと高さがでるように盛ると美味しそうに見えるんだとか。
研究しがいがありますφ(..)メモメモ
これは、弟子Aが詰めた苺。
確かに、師匠が詰めたほうが立体感があって綺麗に美味しそうに見えます。1つのパックの中でも色づき方が統一されていないのも気になります。
越後姫は柔らかいので、重ねるのも少し緊張。
他の品種の場合は、こんな不安はないのかな。
今まで「苺」という作物の栽培に関する繊細さは感じていたけど、「越後姫」という品種に対する繊細さを強く実感した日でした。