#鎌倉殿の13人 第33話「修善寺……でのあれこれ」
あぁあああああ! 頼家様ぁ!! 最後に戦えてよかったねぇえええ!!
良かった……男の尊厳を破壊されないで、本当に良かった(´;ω;`)ウッ…
カッコイイ頼家様を、ありがとうございます! ありがとうございます!
実朝さまも良い子でしたよ!
和歌のシーン、色々示唆に富んでましたね。万葉調を教えようとする三善殿、新古今調を教えようとする仲章さん。
実朝さまの和歌って音を大事にしているってよく言われているので、三善さんの「てってって」に反応する実朝さまにホッコリです。
それはそれとして、実朝さまは後鳥羽院を純粋に尊敬しているので、後鳥羽院が重んじている新古今調についても興味を示しているのも善き善き。
最後にコケた三善殿を心配する実朝さま、優しくて良い子~~~。癒し~。
トウちゃん……
そういえば、トウちゃんも修善寺が生まれ故郷なんですよね……。昼間に見知ったご近所さんとか、幼馴染を見かけたりしたのかしら。両親の墓に手を合わせたりしたのかしら。
その時に、村人たちと自分の違いを思い知ってしまったのかしら……。
トウちゃんはこれからどう生きるのかしら……。
頼家と義村
このシーン、色々と示唆に富んでいるなぁと思ったんですよ。
まず前提として、(ドラマでは描かれなかったけど)三浦と頼家様は結構深い付き合いがあった。幼い頃にはよく三浦へお泊りに来てたぐらいだから、頼家様にとっては、三浦は気心知れた家の一つ……という前提がある。
だから、「鎌倉を火の海とする」と宣言した時、平六さんは頼家様をそこまでバカだと思っていない。むしろ賢い方だと思ってるから、あんな曖昧な表現でも伝わると思っている。
華々しく散ること前提なんですよ。鎌倉に攻めれば、あなたは死にますよと言ってるんですよ。それでもいいなら、その覚悟があれば「おやりなさい」
頼家様が「力を貸してくれ」というのも、三浦の軍事力があれば勝てるし、信頼している。けれど平六は振り返って「お断りいたします」
これは「あなたはもう三浦を動かせないし、私はあなたの頼みを面と向かって断れるんですよ」=「あなたはもう鎌倉殿ではない」と言ってるんですよ。現実をつきつけて教えてあげなきゃって。
それから、「鎌倉に攻めてくれば、三浦が相手となりますよ」ってのも含まれている。
いくらコソコソ修善寺で手勢を集めても勝てるわけないと、頼家様ならわかると思っている。そして挙兵せず、大人しくしていれば生きながらえると思っている。
平六は何度も何度も頼家様の言葉を「伝えます」と言った。そして伝えた。それは頼家様が「伝えろ」と言ったから。
もしも頼家様が平六の言葉や態度に動揺し、考え直す素振りをみせたら……ちょっとは結果が違ったんじゃないだろうか。
「三浦の軍事力」を誰よりも知る頼家様に、それが抑止力となってないのなら遅かれ早かれ鎌倉に攻めて来る。でも三浦が敵になると初めて気づき、「無理かも……」と思って大人しくしそうなら……きっと平六も様子見ようってなったんじゃないかな……。
と、思いました。