トースト
タイマーをセットした
ただ待っていたら訪れるだけの未来
予測可能なら不安はない
ただ目の前に現れた今を往なすだけ
熱を帯びた僕の身体に
必要なのは酸素と少しの期待だけ
一瞬のタイミングも逃さず
その目で見つめていて欲しい
トーストの焦げ付きみたいに
タイマーをセットして
予定調和の未来を望んでいた
ほんの少し計算が狂った黒だって
君ならきっと「大丈夫」って言って
笑ってくれると思っていたのにな
バターが溶けてしまう前に
その熱が冷めてしまう前に
どうぞ、召し上がれ
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