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黒柴的パンセ

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#言葉

黒柴的パンセ #5

思考するときは、「牛」になる

諸兄らは、「考える」とか、「思考する」というとき、どういう状況でそれを行うことが多いだろうか?
人によっては、1人で小部屋に閉じこもり、外からの刺激を遮断して、じっくりと考えを練る、いわゆる「缶詰」という状態を好む人もいるだろう
また、オープンテラスのカフェで、道行く人を観察するまでに至らなくても、それとなく眺めながら、緩い雰囲気の中で、思考をめぐらす人もいるだろう

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黒柴的パンセ #4

「管理」という言葉を定義する その2

この同僚たちの社長への申し入れと、社長からの回答を伝え聞いたとき(このとき黒柴はトラブルプロジェクトのメンバーではなく、申し入れには参加していなかった)、黒柴は「論理が破綻している」と感じた
それは、社長が「プロジェクトの状況について、問題があるのか、無いのかがわからない」と言っているにも関わらず、「PMを信頼している」と言っていることについてである
つまり

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黒柴的パンセ #3

「管理」という言葉を定義する その1

黒柴的パンセ#1、#2で述べた「単体テストをエンドユーザが巻き取る」の件は、その後もいろいろな影響があった
発端となった「単体テストをエンドユーザが巻き取る」と提案した、曲者のエンドユーザ側のPMは、やはりというかエンドユーザ側でも問題となり、更迭された
新たに着任したPMからは「エンドユーザが単体テストを巻き取るなどという荒唐無稽な提案を、なぜ断らなかった

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黒柴的パンセ #2

「考える」ということ その2

つまり「単体テスト」≒「コンポーネントテスト」というのは、ソフトウェア開発の経験がある諸兄らが考えるように、テスト対象の関数を独立して動かし、その動作の確認をするテストのことだと定義できる
当然、このプロジェクトで開発を担当する自社の作業者たちも、そういう認識だった

この「単体テスト」を、ソフトウェア開発を理解しているSIerやメーカーではない、エンドユーザが「巻

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黒柴的パンセ #1

「考える」ということ その1

このnoteでは、ブレーズ・パスカルの「パンセ」のように、黒柴が今までIT業界で生きてきた中で経験したこと、感じたこと、考えたことを残していければと思っている
そして、後進のエンジニアがIT業界を生きていく上で、多少なりとも参考にしてもらえたら嬉しい限りだ
来歴もだいぶ進んで、黒柴がどんなことをやってきた人間かを多少なりとも説明できたと思うので、少しずつパンセ(考え

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