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待ち望んだものは、突然やって来る!親離れ子離れ

16歳の娘が
部屋で1人で寝られるようになった。


たったそれだけのことで、
普通、そんなの当たり前じゃない?と
言われそうなことだけど


わたしは、涙が出ちゃうほど
嬉しい気持ちになった。

小学校5年生の時から、
不安になると暗い場所が苦手で、
特に、夜はトイレやお風呂に行くのも
「一緒に来て!」


それがお決まりで、
ずっと続くように思っていたから。


娘が、
自分の部屋で寝られることが、
嬉しくて仕方なかった。

可愛くてずっと一緒にいたいけれど
大きくなってもそれでいいの?
甘やかし過ぎじゃない?
夫と良く話し合った。


答えは、


「20歳まで続くわけはない。」



きっと大丈夫。
そう信じて、
彼女がのぞんだら、一緒に行動した。
出来ることはしてきたつもり。


その娘の変化が、最近あって、
急に部屋で寝られるようになった。


きっかけは大好きな韓国。


学校で異文化交流があり、
韓国から
ホームステイしに高校生がやってきた。


部屋を片付けて
お布団を買って、準備を整えた。


ホームステイに
うちに来てくれた韓国の子と
自分の部屋で一緒に寝て、
その後、部屋で眠るようになった。


小学生の時は、特に不安が強くて
川の字で並んで、
パパとママに挟まれて
手を繋いで一緒に寝ることもあった。

娘が眠るまで手を繋ぐと、
今度は自分の目が覚めてしまい、
眠れなくなる体験をしたのも
この頃が初めてだった。


今まで、
眠れないなんてことはなかったから
娘は眠れないと不安なんだろうと気が付いた。


「早く寝なさい」と
怒るのは簡単だけど、
寝られるように努力したらどうだろうと
考えるようになった。


それから、ずっと
手をつないで寝たり
安心するまでお布団で話したり


夜のトイレに付き添って
終わるまで話したりした。


わたしは友達とトイレに行くのも
好きじゃないからしたことがなくて
すごく違和感があったけど
まぁ少しの辛抱だと思っていた。


そのうち、娘が不安なときは
「いつでもおいで」と
言ってあげられる親になりたいと思うようになった。


その思いが少しずつ届いたのかな?


やっと一人で眠れるようになった。


今、これから先どうなるのか
悩んだり、不安な方に伝えたい。


今できないことが沢山あっても
元気になったら出来るようになる。


だから辛いときは甘えさせてあげて。


元気になったら、
きっと親の元を離れるから。


そのときまで
船が港に着くように。
いつでも帰って来れる場所でいてあげて。


あ、このメッセージは
きっと過去の自分に言っているんだと思う。


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