来談者中心療法
来談者中心療法(クライエント中心療法・非指示的療法)とは、1940年代に米国の心理学者カール・ロジャースによって提唱されたカウンセリング理論でです。
来談者中心療法におけるカウンセラーの基本的態度として、
①共感的理解
②無条件の肯定
③純粋性・自己一致
が挙げられています。
①クライエントの立場に立ち、その気持ちを深く理解しようとすること。
→この共感的理解があることで、クライエントは自分が理解されていると感じ、自己探求や成長に取り組む環境が整う。
②クライエントの言動を、善悪の判断をせずにそのまま受け入れる態度。
→クライエントは安心して自己を開示し、自分の感情や思考に自信を持ちやすくなる。
③カウンセラーが自分の感情や思考を偽らず、そのまま表現する姿勢。
→カウンセラーが真実であることにより、クライエントが信頼しやすくなり、カウンセリングが効果的になる。
わたしが学んでいるMI(動機づけ面接)は、ロジャースの来談者中心療法の影響を大きく受けているとのことです。
目を通していただき、ありがとうございました。