【報告】僕がフリーランス作曲家を辞めて会社員に戻った理由【トリプルワーカー】
元フリーランス作曲家のシエシ度です。
この度色々あってフリーランスを辞めて、会社員に戻りました。
この記事では、
僕が現在どんな働き方をしているのか
どうしてこの働き方を選んだのか
今後の活動方針
について紹介していきます。
Ⅰ.僕の現在の働き方
【本業】学習塾の教室長(正社員)
【副業①】作曲家(個人事業主)
【副業②】某中小企業の事務手伝い(業務委託)
こんな感じになりました。
所謂トリプルワーカーです。
僕は大学を卒業後一度学習塾の教室長をしていましたので、会社は違いますが教育業界に出戻ったということになります。
Ⅱ.この選択をした理由
主な3つの理由を紹介します。
①無理してまで生き残る気力がなくなった
残念なことに、仕事としての音楽は人気商売です。
僕は別に自分が人気になりたいわけではないので数字を取ることにあまり興味が無く、マスに刺さる曲作りを勉強することや、マーケティングにリソースを割くことに気が進みませんでした。
こんな僕では、音楽業界でこれから数十年先まで生き残ることも、自分の納得がいくような結果を出し続け、モチベーションを維持することも難しいと考えました。
以前の僕であればどうにか活路を見出していたと思うのですが、この後ご紹介する②③の理由もあって、無理してまで頑張ろうという気持ちにはなれませんでした。
②キャリアプランを考えたとき、教育者だった
僕はもうすぐ30代を迎えることもあり、将来どんなおじさんになっていたいか、将来どんな業界で活躍していたいか、といったことを頻繁に考えるようになりました。
どうせなら自分に適性があって、楽しく働ける業界に骨をうずめたい。
そう考えた結果僕が出した答えは、音楽ではなく教育業界でした。
僕は以前勤めていた教育業界の会社では、入社直後から退社まで、継続してそれなりの結果を出し続けることができていました。
在籍生徒数も高い水準を維持できていましたし、最後の年には第一志望合格率100%を実現することもできました。
一度教育業界を離れた理由も単にフリーランス作曲家になるためでしたので、教育にネガティブな感情はありません。
むしろ、気付いたら自分から進んでサービス残業をしてしまうくらいには楽しく働いていました。(会社はホワイトでしたよ!)
適性を自覚でき楽しく働ける教育業界であれば、不安ばかりの音楽業界にいるよりもずっと良いキャリアを形成できると信じています。
③暮らしにメリハリが欲しくなった
当然のことですが、フリーランスは好きな時に働き、好きな時に休むことが出来ます。
もちろんこれ自体は今でも大変魅力に感じており、できれば手放したくない権利です。
しかし、そうやってメリハリのない生活を続けるうちに、僕は時間の使い方がどんどん下手になっていきました。
納期までまだ時間あるし、今日は休んじゃお
昨日十分休んだから今日はやりたいことがない、でも働く気にはならないからとりあえず寝ちゃお
休みすぎたせいで体力が落ちたからジムに行こうかな、いや、そろそろ仕事しなきゃだからとりあえず家にはいよう、やる気にはならないかもだけど
こんな感じです。
とはいえ仕事は何とかこなしていますし、今のところ収入的に問題はないのですが、堕落していく自分に嫌気が差しました。
極端ですが、このまま無為に時間を過ごしていたら、何も満足に成せないまま、気付いたら寿命を迎えているのかもしれないと思い怖くなりました。
等しく時間を使うのであれば精力的に活動している方が良い、無価値な時間はなるべく過ごしていたくないと思っています。
Ⅲ.今後の活動方針
フリーランスは辞めましたが、作曲家は辞めていません。
これまで通り音楽制作依頼は受けていきますし、自分名義の活動を辞める気はありません。
しかし、1曲1曲により長い時間を使って向き合うため、積極的な依頼受注はやめようと思います。
というより、会社員になったことで単純に制作に使える時間が減ってしまったので、そうせざるを得ません。
具体的には、いつもご依頼くださっているリピーター様や知り合いの方からのご依頼はこれまで通りお受けしますが、
頼む人を間違ってるだろうと思ってしまうくらい、僕に向いてなさそうな曲の制作をご依頼くださるご新規の方からのご依頼はお断りさせていただこうと思っています。
(とはいえ今までご依頼をお断りしたことはないので、何だかんだこれからも引き受けているような気がしています)
いかがでしたでしょうか。
報告がメインではありましたが、これをお読みいただいてるどなたかの参考になりましたら幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。