2022年8月に観たお笑いライブ(翔GP/デルマパンゲ×コマンダンテ)

8.7 翔GP

大阪へ講習会ついでに初めてよしもと漫才劇場に行った。この日は2ヶ月に1回行われるバトルライブ。劇場に所属する芸歴9年目以下の芸人たちが劇場出番をかけて4分ネタで戦い、上位メンバーは出番確約、下位メンバーは更にこのバトルライブに出るためのオーディション組になる、、というかなり過酷なライブ。しかもライブは31組が出演。コロナ欠場で11組が休んでたんで本来は42組。観る側もだいぶハード。しかし投票できるライブというのは新鮮なので、がっつり点数をつけて観てみた。全4ブロック、3時間55分の現場。

＜Aブロック＞
空前メテオ 91
鈍器ノ様ナ者 84
初夢コスモ 85
キャツミ 80
マーメイド 88
爛々 94
フースーヤ 93
たくろう 92

1組目の空前メテオの「美大生のパン」の漫才がいきなり凄く面白くて、まだ世に出てなくてこんな面白い人がいるのか、、、と。白のくだり、衝撃。爛々もとても仕上がっていて良かった。いつ売れてもおかしくない佇まいでチョメだった。念願のフースーヤはとても心地よい逸脱の連打。年末までにもっと痛快なのを観れるようになるはず。たくろうはytvでややフォームを崩してて心配になったけどばっちり今までのモードを磨き始めてて安心した。

＜Bブロック＞
オーサカクレオパトラ 89
⭐️オニイチャン 97
戦士 84
オノマトペ 95
ふたりごと 89
タイムキーパー 93
フミ 90
どんちっち 87

初めて観た人たちがとても良かったブロック。オニイチャンはだいぶ好みだったな、、一発の大ネタの繰り返しなのだけどどうしても笑っちゃう。オノマトペの漫才も良かった。むかつかないネイビーズアフロって感じでM-1準決勝は見える！あとタイムキーパーも、あの年のM-1のインパクトを超えるネタを生み出しててとても良かった。惜しむらくは声を飛ばしまくっていたこと。まぁでも飛ばすくらい叫ぶからこそ、なネタだったので迷いどころ。

＜Cブロック＞
ぎょうぶ 90
真輝志 94
ちからこぶ 88
ハイツ友の会 86
バッテリィズ 83
翠星チークダンス 91
⭐️チェリー大作戦 96
⭐️ドーナツ・ピーナツ 98

元きんめ鯛の真輝志、ピンになってまだ日は浅いとのことだがしっかりとした1人コントで驚いた。それぐらい仕上げていかないと振り落とされるライブなんだな、と。翠星チークダンスは、投票タイムでの木佐の人気っぷりも良かった。そしてラスト2組は圧巻の仕上がり。チェリー大作戦は今まで観たネタの中でも抜群に好きだったかも。そしてこの日、個人的MVPはドーナツ・ピーナツ。やっぱり九州弁のトーンが体に馴染むのかな。強いネタだった。

＜Dブロック＞
スキンケア大学 87
ファンファーレと熱狂 82
プードル 88
カンフーカンフー 92
天才ピアニスト 95
⭐️ダブルヒガシ 97
丸亀じゃんご 84

カンフーカンフー、初めて観たけど良いコント師だったな、、発想力とスラップスティックな派手さもあってしっかり際立ってるコンビだと思った。天才ピアニストはまぁそりゃあ唸るほかない仕上がりといったところ。もっとはねなきゃおかしいくらい。竹内さんのツッコミは2020年代の1つの指標でしょ。ダブルヒガシのゾーンに入った時の強さは圧巻。この日のグランプリなのも納得。この日の出演者で1番M-1の決勝でかましてる風景が浮かんだ。

8/24 「デルマパンゲのコマンダンテの((巨爆笑))おもらしライブ」@大須演芸場

同期の2組によるネタとトークのライブ。アメトーークにこそ出ていなかったが見取り図同期芸人であるこの2組。デルマパンゲが久々に観たく、週の真ん中にキメてきた。10分超の長尺漫才を2本、どちらもボケの迫田が己の正義を確信し続けるネタで話の通じなさの切迫感がマジすぎてとても恐ろしく、そして凄まじく面白かった。ツッコミの広木が同じくらいの熱量で打ち返し始めるのは今までになく、これが今年のモードか！と。

またゲストのコマンダンテは、一気にロートーンに引き込んでいくのがさすがすぎた。ずっと良い温度感。石井のツッコミの程よさ、技量が凄すぎる。個人的にはフレンドパークのアトラクションを一通りやっていくくだりが最高だったけどもう分かんない人もいんのかな、と思って妙にノスタルジックになった。最後のトークコーナーでは((巨爆笑))の意味も明かされて嬉しかった。あと迫ちゃんってあんな可愛く笑うんだなって。

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