2022年6月に行ったお笑いライブ(東京03『ヤな覚悟』/大須演芸場)
6.27 東京03 第24回単独公演「ヤな覚悟」@名古屋市芸術創造センター
地方民からすると夏の風物詩になりつつある東京03の単独。当然今回も素晴らしく面白かった。今までの公演と比べると笑いが交わされるその事象自体はいつもよりもベタな要素が多かったけどその分設定の作り方が新鮮なものが多く、同じ場所に留まろうとしてない心意気が見えて良かった。お馴染みの幕間VTRがこんな有機的に本編の絡んでたのも驚きだし、ここまで全編を通してストーリーに軸を持たせているのも斬新だった。
全体的に豊本さんがだいぶハッスルしまくっててキャラの味付けも良かったし、パワーバランスを意識的に変えてる気もした。もはや誰もボケてもツッコんでないみたいのに面白いっていうレストランのネタがとにかく凄すぎた。笑いというのは面白いことをしようとするのではなく既に世の中に転がっているもにを見つけて提示することなのではないか、とこの領域のコント師を観ると思うのだ。コントの可能性を内側に広げている。
6.26 大須NORIKOMIライブ
頻繁に行きすぎて毎度書くこともなくなってきたけど、ABCお笑いグランプリの決勝進出者が2組もいてその2組とも最終決勝まで行ってたんで記念に。というかね、令和ロマンがここで秋元康のネタをやってたんですよ。賞レース前になんでこんな現場でしかやらないようなただ面白いネタをやってんだとゲラゲラ笑ってたんですけど、決勝でもやりやがって最高でした。同世代のインターネットカルチャーからしか発生しないお笑いというか、着眼点はみんな知ってるけどその見せ方が圧倒的に巧い。ABCでも平場でのくるまの開花っぷりが圧巻。
カベポスターは2月に浜田さんが来れてなかったんでやっとリベンジという感じで嬉しかった。けどABCチャンピオンにもなったし、M-1への布石もばっちりだし今後は大須にはあまり来なくなるかなぁ。毎回、大須の20:00-公演に参加して思うけども本当にコーナーライブって最高ですね。あの場所のあの瞬間にしか起こらない笑いで、伝説にはならないけどあの場所に居合わせた人は間違いなく忘れることはないという。コーナーだけのライブとかももっと打ってほしいな、と思ったり。
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