2023年ベストトラック トップ20
今年からは20曲に。選りすぐりの良い"うた"ばかりです。
20位 Cody・Lee(李)「さよuなら」
つくづく彼らは生活のバンドなのだな、と思う。メンバー脱退をここまで明け透けに歌にするとは。本当の想いを隠し切れないという誠実さ。
19位 Bialystocks「幸せのまわり道」
フォークの装いでどこまでリーチできるか、それを何歩先にも進めてしまう存在が、ど真ん中を撃ち抜いてきた。この温かさは格別でしかない。
18位 くるり「愛の太陽」
全面開放した歌心と、躓きかけてるみたいな拍子の絡み合いが小躍りしたくなる気分をくれる。時々大きなことを歌うくるりって頼もしいんだ。
17位 家主「部会」
彼らの歌を聴いていると、このままでいいと思ってしまう。それは実際マジなことで、無理をしてる日々の隙間に忍びこむ悪戯のような真実だ。
16位 ズーカラデル「怪光線」
口ずさみたくなるような曲もいいけど、こういう怪しさ漂う楽曲にもバンドの地力が発揮されてる。血を這うグルーヴの底知れぬ心地よさ。
15位 YOASOBI「アイドル」
作品ありきで音楽がある、というフォームだからこそ生まれた異形の爆裂ガチャポップ。もうこれを越えるアイドルソングは当面出てこないはず。
14位 崎山蒼志「燈」
澄んだファルセットと粘り気のある歌声が切り替わる至上のバラード。トラップのように言葉を重ね、奥底の闇にほのかな光を差し込ませている。
13位 Homecomings「US/アス」
「HURTS」が過ぎ去った日々を思うアンセムだとすれば、この曲は今を生きるために心を重ねるためのアンセム。ひとりだけどひとりじゃない。
12位 UNISON SQUARE GARDEN「スペースシャトル・ララバイ」
どえらく複雑な曲も操るバンドが、アルバムの1曲目にこざっぱりしたナンバーを据える潔さ。生きてみたくなる、という根源をくすぐる音楽。
11位 のん「Beautiful Stars」
彼女が《Give Me My Name Back》と歌うことの意味。骨太な演奏がそれを支える意味。文脈も凄いがシンプルに曲が痛快。最強なんだと思う。
10位 Galileo Galilei「あそぼ」
あのヒリヒリした少し年上の青年たち、いつしか丸くなったかもしれないけど、こんな風にいつまでも遊んでくれるならそれも最高だよね、って。
9位 Kyrie 「キリエ・憐れみの讃歌」
どうしても映画と切り離せない。この曲が人の心を引きつけ、傷を溶かし、包み込んでいた光景。最後のコーラスに最もグッときてしまうのだ。
8位 Tele「鯨の子」
ユースカルチャーに対して明らかに疎くなってはきたけど、彼の歌にある柔らかな緊張感には強く惹かれる。温もりと寂しさを纏う旅立ちの歌だ。
7位 スピッツ「美しい鰭」
ホーンセクションがこれほど切なさを薫らせる役割を果たすとは。何十年と続けて、まだまだ新しくて強い表現を創出する怖さがこの曲にある。
6位 米津玄師「LADY」
作品を徹底的に掘り下げるタイアップ曲も良いが、暮らしに根ざした飲料に寄り添うとなればこんなに洒脱で“軽い”名曲が生まれるのだな、と。
5位 羊文学「永遠のブルー」
メジャーフィールドを志すオルタナティブロックとしてこれほど健全な1曲はない。きらめきとざわめきを抱え、飛翔してしまう程の高揚感。
4位 ネクライトーキー 「bloom」
こんなベース音で始まられたらそりゃブチあがるだろ。弾け飛び続けるサウンドはコロコロ変わるあの子の髪色のようで、時空ぐらい越えちゃうね
3位 MONO NO AWARE「風の向きが変わって」
ただ心地よいだけでない歪さと飄々としてそうで強い言葉。時代や社会の“風向きの変わり”へ。30代に差し掛かっていく僕らにだけ見えてる逡巡。
2位 吉澤嘉代子「氷菓子」
豪奢なスケール感と眩しさ。夏ソングのようでいて、”冷たすぎて痛い“という温度感まで表現し尽くしてしまう革新性。気品と情熱のせめぎ合い。
1位 ASIAN KUNG-FU GENERATION「和田塚ワンダーズ」
人は老い、そして消える。しかし心だけは純粋であろうとできるのではないか。アジカンが語りかける、歳を取ることの哀しみと温かみについて。
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