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ブランドを作った僕に何ができるか真剣に考えてみた

タイトルの通り、僕は2015年にネクタイブランドを立ち上げました。

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※公式webサイトは画像をクリック。

この挑戦は自分たちの存在意義を確かめるものでもありました。

下請け仕事としてだけでは先細りしていく業界で生き残っていく術はなく、
環境改善も追いつかないまま、様々な交渉もパワーバランスの中でことごとく飲んでもらえない。

うまくいかないことだらけ。

それでも、少しづつブランドを育てながら4年が過ぎました。

改めて、僕たちがこのブランドを続けていく意味を考えてみました。

①モデルケースになる

今までの商習慣の中での工場の役割というのは、
ただ言われた物をつくるということだけでした。

ファクトリーブランドの立ち上げなど、新たな挑戦をしている工場も増えてきましたが、上手くいっているケースはさほど多くはありません。

上手くいっていないケースを見ていると、気が滅入ってしまいそうになったり、「自分には無理なんじゃないか」と諦めてしまう場合も少なくないと思います。

特に、ビジネスファッションのカジュアル化が浸透していく中で、
紳士服関係は軒並み苦戦しています。

いわゆる斜陽産業と捉えられるものの一つでしょうし、そこに逆転の可能性は低いと思っている人たちが大半です。

だからこそ成功させたいと強く思うんです。

過去何十年もの間、下請け意識が染みついた工場にとって、自社ブランドの開発と販売というのはとてつもなく高い壁でした。

ですが、昔と比べて様々な方法が生まれてきたし、可能性は0ではなくなったと感じています。

それでも踏み出せないたくさんの課題を抱えた生産現場に可能性を見せることが、僕の役割なんじゃないかと思うんです。

曲がりなりにも、身に着けたノウハウや、経験してきた良かったことも悪かったこともひっくるめて、アウトプットしていくことができたなら、様々な可能性を生み出すことができます。

②恩返し

こうしてブランド事業ができるのも、たくさんの方の支えがあってこそのことです。
認めてくださって購入をしてくださるお客様をはじめ、
魅力を感じて声をかけてくださるバイヤーの方々。
そして、身近で支えてくれるスタッフや家族に僕が恩返しできることは、
結果を出していくことに尽きると思うんです。

結果を出し、人にも地域にも還元できる価値を作っていくことが大切なことで、もはや自分だけが良ければそれで良いということではないと強く感じています。

いつにも増して殴り書きになってしまいましたが、今思っている素直な想いです。

大切な人を想い、礼を尽くしながら、
楽しい事後とを作っていくことが、僕の最大のミッションだと思っています。


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しゃく。笏本達宏。町工場の3代目。
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