「劇場刺激」の適正値
とある映画監督と食事をしました。
2時間の作品でアクション(刺激)が盛り込まれるべき、
「適正時間」は「上限20分」ほどだそうです。
試しに2時間ワンカットで終始アクションが続く映画を視聴しました。
30分後には早送りにしてしまいました。
刺激に慣れて(飽きて)しまったのです。
飲食でもSNSにより「劇場型」へと舵を切る店が増えました。
前菜からメイン、デザートまで「劇場尽くし」な店に行くと、
「もういい加減にしてくれ」を超えて、
途中から「飽き・幼稚さ」を感じる瞬間が訪れます。
「俺は何をしているのだろう」と。
では、どの程度が「刺激の適正」なのでしょうか?
そもそも劇場的なコンテンツの目的は「集客」です。
つまり「客寄せパンダ」としての機能を果たせばそれで十分なのです。
弊店では演出型の料理は「2時間に1−2回だけ」にしています。
適正値は店ごとにセンス/考え方が出るものです。