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『今日、誰のために生きる?』

1.はじめに

タイトルのインパクトが凄まじい。

蔦屋図書館で新しい本を探しているときに、衝撃を受けた。

「私誰のために生きるとか考えたことなかったな」

そう考えながらすぐさま手に取り購入した。

私が大切だと思ったところを要約して紹介する。


2.プロローグ 

「効率よく考えるのであれば、生まれてすぐ死ねば良い。

人はいかに無駄な時間を楽しむのかって言うテーマで生きてるんだよ。

お前の心のゆとりはどこにあるんだ?

お前の幸せは一体どこに行ったんだ?」


3.その絵を見た翌日、僕は会社に退職届を出した

「これだ!」って、脳天を直撃するような感じを受けたんです。

アフリカに行く前、まだ日本でサラリーマンをやっていたころです。

目に飛び込んできたんです。

たまたま立ち寄った京都市内の雑貨屋さんで、白い壁に飾られていた1枚のペンキアートが!

夕焼けを背景にして、動物たちが楽しそうに遊んでいる絵でした。

僕が店主に「どこの絵ですか?」と聞くと、アフリカのタンザニアの「ティガティンガ」と言うペンキアートだと教えてくれました。

色の鮮やかさ、発色の美しさに惹かれました。

もう、輝いて見えました。

その絵を見た瞬間に「これだ!これで生きていこう」と僕は思い、また絵からも「あなたもかけるよ、絶対できるよ」って応援されているように感じたんです。

そんなことを初めての感覚。

心揺さぶられるものに出会ってしまった、という感じでした。

「もうアフリカに行くしかない!」

これを逃したら、二度とこんな衝撃には出会えないと思ったので、その日の夕方には、振り回行きの航空券を買い、その翌日には、会社に退職届を出し、僕が「この絵を描く」と覚悟を決めました。

当時、化粧品会社に勤めていましたが、この日は営業マンとして7年目、28歳の6月の事でした。


4. 200人の小さな村、ブンジュ村との出会い

アフリカのタンザニアについて最初に行ったのが、ティンガティンガアーティストが集まるティンガティンガ村でした。

「ティンガティンガ」と言うペンキ画は、1960年代に、エドワード・サイディ・ティンガティンガという人が、親族間で手に職を持って生きていけるようにと始めたアート。

その名前をとって、「ティンガティンガ」と呼ばれるようになりました。

ティンガティンガで使う色は、黒、白、赤、青、黄色、緑などの中から6色以内。

下描きなしで、ペンキで描く手法です。

なぜ6色に限定しているかと言うと、人がキャンバスに迷いなく、思いを描けるのは6色までなんだとか。

6色を超えると人は迷いが生じる。

それで色数が決まっているそうです。

このティンガティンガ村には、約60人の「ティンガティンガアーティスト」がいます。

ただし、「ティンガティンガアーティスト」と乗れるのは、エドワード・サイディ・ティンガティンガさんの親族だけ。

だから僕は「ペンキ画家」と名乗っています。


5.幸せがずっと続く秘密

幸せがずっと続く、この村のエッセンスを、僕ら現代の日本人が日常生活に落とし込めるように、6つの秘訣にまとめてみました。

それがこちらです。

  1. 小さな幸せが、一番大きな幸せと気づく

  2. 自分の本音を大切にする

  3. 無駄を大切にする。(効率を求めない・今ここを楽しむ)

  4. ダメな自分を「かわいい」とゆるす(完璧であろうとしない)

  5. 一番身近な大自然、体の感性を取り戻す(五感を磨く

  6. 歓喜する!

どうして徹底的に、極上なまでに、自分を大切にしてあげる必要があるかと言うと、人は、自分の幸せを極めきると、人が幸せになることを自然に望むようになるからです。


6.小さな幸せが、一番大きな幸せだと気づくことから始める

「幸せの3か条」

1つめが「ご飯が食べられることに、幸せを感じられるか」

2つめが「ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか」

3つめが「抱きしめられたら、温かいと感じられる心があるか

当たり前は当たり前じゃなかったんです。

当たり前は、巨大な幸せだったのです。

幸せはなるものではなく、気づくもの。

幸せの第1歩は、自分は幸福だったと知ることなんです。


7.無駄を大切にする。(効率を求めない・今ここを楽しむ)

「効率よく考えるのであれば、生まれてすぐ死ねば良い。

人はいかに無駄な時間を楽しむのかって言うテーマで生きてるんだよ。

お前の心のゆとりはどこにあるんだ?

お前の幸せはいったいどこに行ったんだ?」

無駄な時間を楽しむ。

僕ら現代人が一番忘れていることかもしれませんね。

インド生まれの思想家で、イギリスで国際的な教育機関を運営するサティシュ・クマールさんの小さい頃のエピソードです。

サティシュさんのお姉さんが、お母さんにこう尋ねたそうです。

「お母さんのお裁縫は綺麗だけど、1つのものを作るのに半年は1年かかってしまう。

すぐにできるミシンを探してあげようか?」

それに対して、お母さんはこう言ったのだとか。

「永遠っていう言葉を聞いたことある?

神さまは時間を作るとき、不足のないようにたっぷりとお作りになったのよ。

私にとって、時間は使い果たしてしまうものじゃなくて、いつもやってくるものなの。

いつだって明日があり、来週があり、来月があり、来世さえある。

なのに、なぜ急ぐ必要がある?」

時間に追われると、心をなくしてしまいます。

それが「忙しい」という字になります。

でも、時間はいつもやってきてくれるもの。

そんなふうに受け取ることが、心のゆとりを生み出します。

お金持ちより時間持ち。

これが本当の豊かさなんです。

8.さいごに

私は辞める勇気というのがないので、すぐに会社を辞めてアフリカに行くなんて凄い行動力だと思った。

私も人に比べたら行動力がある方だが、上には上がいる。

この書籍を読んで、「もっと自分を大切にしよう」「もっと行動力を上げよう」と考えるようになった。

この本には人生を生きる上で非常に重要な事が記されていると感じた。

本を読破する事で、価値観が少し変わった感覚がある。

ぜひ私の要約だけではなく、書籍を手に取ってみてほしい。

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『今日、誰のために生きる?』
著者:ひすいこたろう×SHOGEN
出版:廣済堂出版

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