彼氏がいないって悲しいの?
「彼氏いるの?」と聞かれて、「いないよ〜!」と言うと、「え?可哀想〜?寂しいでしょ🥺」という反応をされることは少なくない。
わたしにしてみたら、「え?逆に何が可哀想なの?」と、頭の中がハテナでいっぱいになる。
彼氏いない=悲しい、可哀想 という方式はいつからできあがったのだろうか。
確かに、誰からも愛されていない、求められていない、ずっと1人っきりの独身喪女生活は、傍から見たら可哀想に見えてしまうかもしれない。
でも、だからと言って、可哀想だと決めつけられるのはなんか違う。
1人で好きなドラマを観て、美味しいビールを飲んで、UberEATSで好きなものを食べる。
1人でBARに行って、楽しい店員さんと話しながら、お酒を嗜み、何軒かハシゴ酒する。
1人で映画を観て、考察がてらカフェでコーヒーを飲んで、激辛グルメを食べて帰る。
1人で推しの現場でヲタ活して、推しが行ったお店でお茶する。
わたしのソロ活動は、こんな感じで充実しているし、1人で好きなことをすることに対して全く悲観的な感情はない。
それなのに、あたかも可哀想な子だと思われて同情されるのは納得いかない。
確かに、好きな人と好きなことをするのはもっと楽しいのかもしれない。でも、好きでもない人と好きなことをするのは、わたしにとっては楽しくないのだ。
1人で好きなことをするのは、間違いなく楽しいから、その楽しさを奪われる可能性を知りながら新たな関係を築き、好きな人を見つけるという労力をかけようとか、今のわたしには思えない。
1人でいい。じゃなくて、1人がいいの。
と思い込もうと必死なのかもしれない。
1人で寂しい夜はあるし、寂しさを誤魔化すために夜な夜なシャンパン1本空けたりしたこともある。
寂しいという感情はあるが、他者から可哀想な子だというレッテルを貼られるのは違う。
自分で納得して、自らこの寂しさを選択している自分に酔っているのはわかっているが、わたしはそれでもいい。
映画「ずっと独身でいるつもり?」より
わたしは、この言葉に少し救われた気がした。