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無くて七癖、姿勢の癖を改善するにはどうするか?【お客様からの質問③】

lady's&gentleman、andおとっつぁんおっかさん。
皆様おはようございます。
おこんにちは、おこんばんは。

『身体の癖ですかね…?』
『そういえば、気付いたらそうしています!』
等々
お客様から頂く気付きには、セラピストもハッとしてしまうことがあります。
『癖=習慣』
と捉えてみれば、普段からの生活習慣に弊害があると考えつくわけですが…
どうも、そこが理解できないセラピストが多く、どこの治療院に行っても改善しないというお客様が来られます。

結局は日々の習慣。
身体に良い事も悪い事も日々の積み重ねです。
どうせなら、身体に良い事の積み重ねをしてみませんか?

というわけで今回は
『無くて七癖、姿勢の癖を改善するにはどうするか?』
と題して、癖に関しての改善提案を紹介します!
はいレッツゴ‼‼


無くて七癖

あまり癖がないと思われる人でも、よく見ると七つほど、さまざまな癖があります。
ですが、人にはそれぞれ癖があって当たり前なので、あまり気にすることはないとされています。
しかし、自分の癖というものはなかなかわかりにくいのが普通とされています。

そもそも癖とは?

癖(くせ、クセ)とは、人が無意識のうちに、あるいは特に強く意識することなく行う習慣的な行動のことです。
手足や体の動かし方、話し方などで同様な状況のもとで常に自動的に繰り返される傾向があります。
広い意味では習慣の一種とみられていますが、極端な場合には通常よりも不必要に偏向した反応として現れます。

特に、自分は気づいていないという場合が多いです。
また、気づいていたとしても、特に強く意識せずに行っている行動も含みます。
一般に、高齢になるほど習慣で行動する傾向が強まり、そのため癖が付くとなかなか直らない傾向になる事が多いです。
つまり、気付いてしまえば改善できることなので、ありがちな癖をピックアップしていきます。

デスクワークの姿勢

よくあるケースとしては、作業対象に被さるような姿勢だったり、背骨を丸める姿勢が多いです。
ほかにも、画面を凝視していませんか?
作業対象に身体を合わせていませんか?
これらはいかにも仕事をしているように見えますが、長い目で見ると生産性を落とし続けていますので、気を付けてください。

座っているときの姿勢

イスに座っているとき、浅く座っていますか?深く座っていますか?
また、足を組んでいませんか?
はたまた、真正面を向いて座っていますか?
床に座っているときはどうでしょう?
俗にいう女の子座りやあぐら、正座や長座。
どう座っているかどうかも気になりますが、何分間同じ姿勢でいられますか?

立っているときの姿勢

左右どちらかの足に重心をかけていませんか?
膝、腰、肩の位置はどうでしょう?
大変よくバランスが取れていると思いますが、まっすぐ立っているでしょうか?

歩き方、利き足

これはなかなか難しいかもしれません。
歩いているとき、どちらの足で地面を蹴っていますか?
また、階段を上がるとき、どちらの足で踏み込んでいますか?
実は、これが原因で股関節や腰の不調の原因につながります。
細かい話ですが、これも癖の成す業です。
ちなみに、ヘルニアで来店された方の痛みの原因の一つでした。

指の使い方、利き手

良く動かす指や手、支えるための指や手。
昨今、作業対象の小型化により、左右差が顕著に現れるせいで、肩凝り腰痛のお悩みでの来院が増えています。

利き目

これも意外な落とし穴。
目には、よく使う目とそれに追従する目があります。
視力検査で、焦点がすぐ合う目と合いにくい目があると思います。
その差、1秒未満。
その違いだけで肩こりにつながることがあります。
下手すると、全身にかかわります。

睡眠時の姿勢

これを気にする人はほぼ皆無でしょう。
睡眠時の姿勢が身体に合っていれば、肩こり腰痛は発症しないとも言えます。
睡眠時、貴方の身体は何に影響を受けていますか?
また、いつも同じ姿勢じゃないと寝れない場合、内臓の疲れがあるかもしれませんので、気を付けてください。

口癖も身体に影響を与えている

口癖とは、発言する際無意識に出てしまう言葉、または意識的に好んで使う言葉です。
前者の例としては、「ちなみに」「ある意味」などで、本来の意味は特に含まない場合が多いです。
後者はその人物が好む言葉であれば何でも口癖となります。
これは感情が出てしまったり、私見や偏見が出ることが多い人もいますね。
ほかに、会話の中にでるフィラーがあります。

フィラーとは

フィラーとは、会話やプレゼンテーションにおいて、言葉を選んでいる間の隙間を埋める「あのー」「えーっと」「でも・・・」などの発話、つなぎ言葉のことです。
フィラーは、会話の沈黙を埋めたり、情報を処理するための時間を稼ぐなどの役割を持ちます。
フィラーは、弱さや躊躇いを表すものとして使わない方がよいという指摘もありますが、誠実さ・純粋さの表れとして評価される場合もあります。
また、学習者の中には、日本語で話していても思わず母国語のフィラーを使ってしまい、その分日本語らしさが損なわれている人もいます。
フィラーが頻繁に発せられると、聞き手は話を聞く気が失せてしまう可能性があります。

口癖が与える身体的影響

口癖は、単なる言葉の習慣ではなく、私たちの心身に大きな影響を与えます。特に、身体的な側面への影響は、科学的にも注目されています。

口癖が身体に与える主な影響
①ストレスホルモン分泌の変化
ネガティブな口癖は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を促し、慢性的なストレス状態を引き起こす可能性があります。
一方、ポジティブな言葉は、リラックス効果をもたらし、ストレスホルモンの分泌を抑制する働きがあります。
②免疫力の低下
長期的なストレスは、免疫機能を低下させることが知られています。ネガティブな口癖がストレスを増幅させることで、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる可能性があります。
③痛みの感じ方の変化
痛みは、身体的な刺激だけでなく、心理的な要因も大きく影響します。ネガティブな言葉は、痛みをより強く感じさせ、回復を遅らせる可能性があります。
④姿勢や表情の変化
口癖は、無意識のうちに姿勢や表情に影響を与えます。
例えば、自信のない言葉は、猫背や暗い表情につながる可能性があります。
⑤自律神経のバランスの変化
ネガティブな言葉は、交感神経を優位にし、心拍数の上昇や血圧の上昇を引き起こす可能性があります。一方、ポジティブな言葉は、副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらします。
ポジティブな口癖の効果
⑥痛みの軽減
ポジティブな自己暗示やアファメーションは、痛みを軽減する効果があるとされています。
⑦免疫力向上
ストレスの軽減は、免疫力向上につながります。
⑧パフォーマンス向上
ポジティブな言葉は、自信を高め、パフォーマンスを向上させる効果があります。
⑨心の安定
ポジティブな言葉は、心の安定をもたらし、幸福感を高めます。

口癖を変えることで得られるもの

①健康的な体
ストレスの軽減、免疫力向上、痛みの軽減など、身体的な健康に良い影響を与えます。
②ポジティブな思考
ポジティブな言葉を使うことで、自然とポジティブな思考回路が形成されます。
③高いパフォーマンス
自信やモチベーションを高め、目標達成をサポートします。
④良好な人間関係
ポジティブな言葉は、周囲の人とのコミュニケーションを円滑にし、人間関係を良好にします。
口癖を変えるための具体的な方法
⑤意識して言葉を選ぶ
ネガティブな言葉が出そうになったら、一旦立ち止まり、ポジティブな言葉に置き換えるようにしましょう。
言葉が単調にならないように、読書もお勧めです。
⑥周りの人に感謝の言葉を伝える
感謝の言葉を口にすることで、心の状態がポジティブに変化します。
⑦目標を設定し、達成感を味わう
目標を達成したときに、自分を褒めることで、自己肯定感を高めることができます。

良い姿勢とは?

良い姿勢とは、力学的に安定し、長時間にわたっても疲れにくい姿勢、また、健康で心理的にも安定して、外観が美しい姿勢を指します。

良い姿勢の目安としては、次のようなものがあります。
・真横から見たときに、耳たぶ(耳垂)~肩(肩峰)~股関節(大転子)~膝関節の前部~くるぶしの後方」が一直線になっている
・後ろから見たときに、「後頭部(後頭隆起)~背骨の真ん中(椎骨棘突起)~お尻の割れ目~両足のくるぶしの中心」が一直線になっている
・壁に背中を付けて立ち、あごを引いて軽く胸を張ったときに、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとを壁につけ、腰の後ろの隙間に手のひらがギリギリ入るくらいの状態になっている

良い歩き方とは?

歩き方のポイントは、上半身は背筋を伸ばし、頭を起こして遠くを見ながら、良い姿勢を保ったままにしましょう。
歩幅、足の出し方、接地の仕方など諸説ありますが、ここでは深く言いません。
痛みが出ない歩き方が一番合っています。

さて、ここで力学を語るうえで1点抜けていることがありますので補足しておきます。

意識するところはどこか

身体を支えるのは何のためか。
それは重力に逆らって立ったり座ったり歩いたりするためです。
大地に立つというのであれば、何を意識して立つのか?
また、力学的に安定しているとはどういうことか?
ここが不明確なまま、いい姿勢を熱弁しても、話が噛み合いません。

ですので明確にするのは重心の位置。
貴方の身体の中心がどこにあるのかを明確にしましょう。

お客様に注意していただくたった一つのこと。

お客様の身体の中心はどこか?
それは『お腹』です。
「お腹を意識して~」と追われることがあると思いますが、
お腹をどう使うことを意識するのか。
ここを教わる機会は意外に少ないと思います。
ヨガやピラティス、筋トレ、スポーツなどなど、それぞれの分野で活躍されている方でも、これが出来ていません。
『お腹をへこませる』
『お腹をスクープさせる』※ピラティス用語
たったこれだけで、身体の重心が整い、力学的に安定した姿勢が保てます。
是非やってみてください。

まとめ

重箱の隅を楊枝でほじくるような話ばかりですが、癖による姿勢や身体の使い方が、なんとなくイメージできたかと思います。
癖が強い人ほど、耳が痛い話になってくると思いますので、定期的な読み返しも忘れずに。

心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる

との格言があるように、習慣になっていることを少しでも改えてみるのもいいのではないでしょうか?

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
また次回、お逢いしましょう。
See you next.

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