低血糖と私⑭一喜一憂しない
先週、リブレを装着して初めての診察を受けた。
自分の身体のことでありながら、クラウドに記録されるデータは自分ではきづかなかった情報がたくさんあった。
特に就寝中の血糖値の動きは驚きをもって知ることとなった。
私は1型糖尿病を発症してから30年も治療を続けてきたのに、自分の病気のこと—自分の身体がどんなときに高血糖になり、どんな感じで低血糖になるのかについては、その具体的な傾向や動きについては何もわかってない。
看護師に「データを見ても、傾向が読み取れない」と話すと、
「1型の方は本当に難しいですよね」と言われたけど、それをなんとかしたいと思ったわけで。
➀食事量
食事が血糖値に直結していることは誰でもわかることである。
しかし、どれだけの食事内容で、どれだけ血糖値が上がるのか、
実は単純計算では測れない、と今回データを見て思った。
データの解読が私には難しいし、まだたった1ヶ月のデータなので「傾向」を出すにも十分なデータ量とはいえない。しかも、関連する要素がいくつもあって絡みあっている。カーボカウントもまだまだ難しいし、食べたカウントが同じであっても食事内容で血糖値はちがってくる。
②運動量
運動をすることで血糖値が下がる。しかし、外出するだけでもちがってくるし、運動内容でも大きくちがってくる。また、運動に関しては、長いスパンでその影響が出ることが最近わかってきた。ここはデータを集めて研究する必要がある。
③気候
夏至を迎えた。暑い。暑いので散歩に行くのもおっくうになる。外出すると冷房がききすぎの電車で身体が冷える。勤務先では冷房対策のために夏の時季こそ厚い上着を着用していた。冷えると体調が悪くなる。血のめぐりが悪くなる、というのは基本中の基本だ。いろいろな体調不良はこんなところからきているのではないかと思う。
④メンタル
私は呑気なほうなのでそれほど影響はないのかなと思うが、メンタルが血糖値に影響すると考えている。怒ると血圧が上がる、と言われるが、血糖値もたぶん関係しているような気がする。前にも書いたかもしれないが、血糖値が下がるとイライラする。落ち着きが亡くなる。HIな気分のときは血糖値が高いんだろうか?
医師の診察は、「データを見て一喜一憂しすぎなんじゃない?」だった。
高血糖に過剰反応してインスリンを打ち、その後低血糖を起こしている。
時差もあるし、もう少し余裕をもって様子をみていいよ、とのこと。
リブレで簡単に数値を確認できるようになったおかげで、その数字に振り回されているのだ。
できるだけ同じ要素で繰り返しデータを集め、変動の原因を探すことが必要かもしれない。同じ量の食事、運動をして、数値が異なるのなら、何がちがうのかを探しやすくなる。地道な「研究生活」が必要だ(笑)。
同じものを食べるなんて、ちょっと苦痛だけど、しかたないか。
そういえば、カーボカウントを始めた頃、ふだんは買わないコンビニのおにぎりでカーボカウントを勉強したなあ。
さて、データに一喜一憂せず、
基本にできるデータ収集をしなければ。
毎日の生活を、おだやかな生活を、自分なりに整えなければ。
note の投稿も週1になってしまったし、まあ、これでやってみよう。