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それぞれの生活パターン

私は結婚願望はなかったのに、あるとき結婚した。
相手も結婚願望がなかった。
だから、ふたりは結婚しないと思っていた。
私が結婚したと幼馴染に連絡すると
「あんたが結婚するとは思ってなかった。ビックリ!」と
大げさに驚かれた。

でも、私たちはそれぞれの生活パターンでずっと生活している。
それぞれが好きなことをして、あれこれ干渉しない。
だから、続いているのかなあと思う。
お互い、好きなことを好きなようにしているから、
別に「分かれる」必要もないからだ。

ただ、それぞれの生活をしていて、あるとき
「一緒に生活している意味」あるのかなあと思ったことはある。
生活も別々でいいんじゃないか、と。
実は、私の理想はサルトルとボーヴォワールの関係だった。
このふたりは婚姻によらないパートナー関係で、
サルトルはボーヴォワールにこういったそうだ。

「僕たちの恋は必然だが偶然の恋も知る必要がある」

つまり、サルトルはボーヴォワール以外の
ボーヴォワールはサルトル以外の相手とも恋愛をし、
お互いにそれを認め合っていた。

私は婚姻届けを一人で出した。
そのとき、つれあいは日本にいなかったので。
子どもができて小学校に入ると、
給食費用の口座を作成するようにいわれた。
その口座の名義は私ではなく、父親の名義にするように言われた。
お父さんがいない人だっているのに。なんで私じゃだめなの?
とても腹がたった。

その後も時折、ママ友たちからの苦情が届いた。
「長男の大学へ学費を送ろうとしたら、お父さん名義だからお金を送金できないっていうのよ。金額が大きいからだって。なんで?
いつだって入金も送金も出金も全部私がやってるのに」
彼女は銀行の窓口で大喧嘩したそうだ。

話がまったく違う方向へ行ってしまいました(笑)。
書くつもりだった「熱中症と酔っ払い」は、
次回にいたします(笑)。
では、次回をお楽しみに!



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